じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 追悼企画の3回目。死海で浮かんでいるところ(1982年1月撮影)。後ろがヨルダンの山並み。この付近一帯が平和になり、死海横断水泳大会などが実現したらぜひ参加したいと思う。なお、これを含め、こちらのフリーサイトに関連写真あり。

2月10日(水)

【思ったこと】
990210(水)[生活]持家より貸家を選ぶわたし
 2月7日の日記で、中古の売家を見に行ったことを書いたが、その後は、少々方針を変更し、大学周辺の古家を何軒か紹介してもらっている。

 もともと私は、家や土地を所有するということについては消極的な考えを持っている。12月5日の日記でもこんなことを書いた。
.....個人的には、同じ家に住み続けるよりも、家族構成や年齢の変化に合わせて住居を変えていくことのほうがよっぽど合理的であるように思う。子供が小さいときは自然豊かな都市近郊、子供が通学するようになったらなるべく通学に便利なところ、そして独立して夫婦で暮らすようになった時は、家は狭くてもよいから、車を使わなくても病院や買い物に行かれる交通の便のよいところで、かつ自然に恵まれているところに住めれば理想的である。
 要するに、夏と冬で違った服を着るように、「衣」ばかりでなく「住」のほうも、ライフスタイルに合わせて取り替えていくほうが合理的であろうとの考えだ。先日中古の家を見に行った時も、決断に影響を与えた一番のマイナス要因は子供の通学や進学に適していないということであった。しかし、これは子供が他府県の大学に入学した場合には直ちに解消してしまう。

 この問題に限らず、家探しをする時には、価格、通勤、通学、買い物、医療などさまざまな要因が検討の対象となるが、すべての条件を満足に満たすような物件はまずあり得ない。そこで、いくつかの点に妥協して、結局は中途半端な環境で一生を過ごすことになる。しかも条件を満たそうとすればするほどローンが高額となり、その返済に追われて、体がいちばん動かせる時期にも、海外旅行などをあきらめて耐乏生活を強いられハメになる。「家や土地を所有する」ことは、ともすれば「家や土地に所有される」ことにもなりかねない。

 では大学周辺で、庭付き車庫つきで6LKぐらいの家を丸々借りるとどうなるか。まだ資料を集めていないが、家賃は10〜15万円になることは確実だ。この場合、住宅手当が27000円支給されるというが、それを受けても月々の負担は相当なものだ。少なくとも貯蓄を増やすことは難しい。

 そこでもうひとつの方策として考えたのが、現在の公務員宿舎に居住しつつ、それに加えて付近の古家を倉庫代わりに借りるというもの。この場合、現在の公務員宿舎から移り住むわけではないので住宅手当は出ないが、3〜5万程度の家賃であれば、何とか我慢を強いられずに暮らすことができる。それと引き替えに、子どもたちにそれぞれ一室与え、夫婦の部屋と作り(←妻は夫婦の部屋でなく妻専用の部屋が欲しいと言っている)、書庫や客間が持てるならまことに結構な話である。

 ということで、先日来、付近の古家を何軒か見せてもらった。家賃はいちばん安いところで35000円(2K)ぐらいから55000円(2DK)程度まで。ただし、これまでのところ、なかなか良い物件は見つからない。いちばん最近見に行った家賃3万円台(駐車可)の古家などは、表替えだけは済んでいたものの畳の隅にカビが生えていて、箪笥など運び込めるものではないことが分かった。しかも、お隣にはかなりお年を召したお婆さんが独り暮らしをして居られた。隣を倉庫代わりに借りるなどと言ったら、あまりよい気持ちにはなれないのではないかとふと思った。

 この家に限らないが、やはり不動産屋の査定は行き届いており、価格相応の物件になっているというのがこれまでの実感だ。2/11には、55000円(共益費別1500円、2DKロフトつき)という物件を見せて貰う予定。ここは、まだ新しく、1Fが8畳ほどのDK、2Fに6畳洋間と4.5畳の和室、その上の屋根裏が物置になっており、留学生夫婦に人気のある所だという。問題は家賃が6万近くになるという点。ここまでお金をかけて、他の楽しみを控えるべきかどうか大いに迷うところだ。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
  • 2/9の朝日新聞「論壇」に、梅田悦生氏の“インフルエンザと「特効薬」”という投稿あり。「塩酸アマンタジン」という薬が、昨年11月に、A型インフルエンザウイルス感染症に対する治療・予防薬として承認されたという。この薬、A型以外のインフルエンザには効かないほか、鬱状態やけいれん発作を誘発する恐れもあるというから、そう簡単に服用するわけにはいかない。インフルエンザに罹っても私の年なら5日寝れば治る。副作用がどのくらいの比率で生じるか分からないけれど、鬱状態になるのを覚悟で高熱でシンドイ状態を避けるのと、高熱に耐えつつ鬱状態の危険を避けるのとどちらを選ぶかと言われれば、いまの私の自己治癒力のレベルだったら後者を選ぶだろうと思う。
【生活記録】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】