じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 岡大東西通りの紅葉。そろそろ終わり。

昨日から当日朝の日記

12月16日(水)

【思ったこと】
981216(水)[生活]過去13年間のボーナスと所得税の推移
[Image]
 少し前に12月のボーナスが昨年より3万円も減ったということを書いた。きょうは長時間の会議のあと学部教官の忘年会があったので何人かの同僚に聞いてみたのだが、どうも減ったのは私だけらしい。で、事務長さんにもその理由を聞いてみたのだが、どうやら、文法経三学部の合同の委員会2つの委員長を2年続いて仰せつかり、これによる役職加算があったためらしいことが分かった。確かに3年前に比べれば若干増えているようだが、このところ完全に伸び悩んでいることは間違いない。

 忘年会でビール、地酒、ワインを飲み、ケーキ2個、メロン3片を食べて、コーヒー2杯をノンだあとで頭の回転が鈍くなっているので、今日の日記は、このボーナスの推移のことを書いてみることにしたい。左の図が過去13年間のボーナス総額(但し12月分のみ、税込み)と所得税の推移を示したグラフである。いずれも、13年前の1986年を「1」として、その後の増減を比率で示してある。

 支給額が5年目から6年目にかけて増えているのは岡大に転任して大学院担当の加算分がついたため、3年目に所得税がちょっと減っているのは娘が生まれたためと思われる。
 これらを眺めてみると5年前から所得税が急激に上がっていること、今年ちょっと減ったからといって、少額ながら比較的安定した増加傾向を示していることなどが読みとれる。
【思ったこと(2)】
981215(火)[心理]競争は社会や個人の進歩をもたらすか(3)
 12/17の朝日新聞によれば、欧州連合加盟15カ国のうち、社会民主主義系の政党が政権に加わる国は13カ国、うち11カ国は首相を出しているという。“自由に競争させれば、多くの場合より良いものが勝ち残る。”としながらも“そして、それが長く続くとどうなるか。社会には少数の勝者と、多数の敗者が生まれるのではないか。”としている。
 昨日までの日記で競争のことを述べたが、国の制度にも競争原理が働く。社会民主主義政党が急伸しているとすれば、結果的に競争原理を最大限に取り入れようとする自由主義政党よりも社会民主主義政党のほうが生き残ってきたとも言えるだろう。但しこの場合は、勝者が少数ということにはならない。「競争は常に少数の勝者と多数の敗者を生む」ということにはならない所が面白い。
 ではその違いはどこにあるのか。これは、全体の資源が限られているかどうか、取捨選択が行われるかどうかが決め手となるのだろう。例えば日記猿人とかReadMeのランキングを考えてみる。これも一種の競争ではあるけれど、「得票資源」や「アクセス資源」が無限にあるので「多数の敗者」は必ずしも生まれない。もちろんTop10に残れるかどうかに注目した場合には、「残る」「残らない」という取捨選択が行われるので、それを意識する人にとっては勝者と敗者という概念が生まれてくるだろう。
 経済活動の場合も、昨日の例にあげたような、特定の島の中での商売を考えた場合には需要という資源が限られているので敗者が生まれる。ただ、経済の規模が全体として膨れていく時には、資源そのものが増大していくので、不平等はあっても必ずしも敗者が生まれない場合がある。発展途上の国々などで競争原理を導入したほうが国全体の経済が大きく伸びる場合があるのはこういうケースのことを言うのだろう。さて日本はどうだろうか。
【新しく知ったこと】
【生活記録】
[Image] 12/17の朝6時半頃、家族全員で東南の空の月と水星を眺める。肉眼でも認められたが、双眼鏡を使うと同じ視野に入った。
 天文年鑑によれば、月齢は28.7。朝9時14分に「月が水星の北2"32を通る」とあった。なお、水星そのものは20日に西方最大離角(21"38、-0.4等)を迎える。日の出が最も遅い季節なので、明け方の水星を見るには絶好のチャンス。
【夕食後の夫婦の散歩】------88日目(妻は83日)[娘は4日、息子は3日]。歩数不明----
 今日は文学部教官の忘年会があったので、夫婦の散歩は無し。代わりに会場のカルチャーホテルからアパートまで歩いた。推定6000歩。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • 12/17朝(日本時間)、米国、イラクを攻撃。