じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] オンシジウム。昨年の秋に買った処分品を冬は室内、春から夏は東向きの軒下に放置しておいたところ、12月になってからこのような花をつけた。洋蘭は綺麗に花が咲いているのを買っても次の花芽を育てるのが難しい。という点ではこの花は私の自慢になる...と思ったが乾燥や夏の強い光線、冬の寒さにも強く、入門者用に最適の洋ランというのことなので、ゼンゼン自慢にならないかも。 。

昨日から当日朝の日記

12月13日(日)

【思ったこと】
981213(日)[一般]渡部昇一氏の講演を聞いて思ったこと
 休み中に、11/26に高松市で行われた同氏の講演会のビデオ録画を拝聴した。これは高松に本局のあるKSBというテレビ局が開局30周年を記念して開催したもので、先日、その内容と補足の解説をつけたものを深夜に放映しており、ビデオに残しておいたものである。テーマは「混沌の時代が生きがいを生む」というものだ。

 念のためお断りしておくが、私は、この方のファンではない。もちろんお名前は知っているし、日頃どういう活動をされているのかも多少は存じ上げているが、これまでは、特別に関心をいだくことは無かった。というより、数年前までは、心理学の専門書以外は、読みたいものだけ読んで入ればよいという考えをもっていた。じっさい、基礎心理学の研究者になることだけを目指すのであれば、専門に関係のある論文だけ読んでいればそれでよく、同じ時間を費やすならば1つでも多く他の論文を読もうという気持ちが強かった。
 ここへ来て、多少軌道修正をしたのは、たとえば「生きがい」のような問題を考える場合には、心理学者の書いた論文だけ読めばそれで事足りるなどということは決して無く、好きであろうが嫌いであろうが関わらず、現代の社会で一定の影響を及ぼしている人の情報は、宗教であろうが血液型人間「学」であろうが、なんでも貪欲に収集しておく必要があると考えるようになってきたためである(←もちろん、渡部氏のお考えは宗教や血液型人間「学」でも無い)。このあいだ、ちはるさんが「戦争論」を読まれたということについてWeb日記界でちょっとした議論が生まれたけれど、ある意味では、ちはるさんも同じような視点で、御自分の主義主張立場を超えて幅広く情報を得ようとされているのかもしれないとふと思った。

 渡部氏の講演を拝聴するのはこれが初めてだ。第一印象としては、しゃべりながら両手を広げたり持ち上げたり、...と手の動きが多い方であるように見えた。年齢が私の実母(10年前に死去)と1つしか違わないとはちょっと意外で、もう少し若い方だと思っていた。

 で、肝心の講演の内容であるが、長くなるので別ファイルとしたい。お時間のある方は

こちらをどうぞ。

 今回の講演では幸田露伴のことが大きくとりあげられていたが、私のような理屈っぽい人間から言わせてもらえば、偉人や先人の思想を引き合いに出して訴える形だけではいまひとつ納得できないところがある。「○○は偉い人です。○○は△△しましょうと言っています。だから、みなさんも△△しましょう。」というような論法に聞こえてくるからだ。偉人や先人が言おうが言うまいが「△△する」ということにどういう意義があるのか、なぜそれが必要なのかということを論理的に展開してもらわないと、なかなか通じないところがある。

 もっとも、講演を通じて伝えられる内容にはもともと限界がある。限られた時間の中で自分の主張のすべてを展開しても何も納得してもらえない恐れがある。むしろ、「10」のうち「9」ぐらいは誰でも納得できる当たり前のことを言って、残りの「1」でいかに自分の主張を相手に伝えるかというところがコツであるようにも思う。私自身も来週の日曜日に某所で講演をすることになっているのだが、さて、どういう組立でしゃべることにしようか。準備にとりかからなければ...。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
【生活記録】
  • 12月14日の14時に双子座流星群が極大を迎えるというので、14日の早朝4時半頃に起きてアパートの下の公園のベンチに座ってじっと双子座方向を眺める。この朝は空気が澄んでいて、カストル、ボルックスの間にあるσ星(4等星)も見えていた。とにかく寒いので1個でも見えたら戻ろうと思っていたのだが、なかなか現れない。けっきょく4時45分頃に双子の胴体のあたりを下方向に流れる1個を確認して戻ってきた。
【夕食後の夫婦の散歩】------85日目(妻は81日目)[娘は4日、息子は3日]。ピカチュウ万歩計で4635歩。----
[記念撮影写真] 。  文学部まで往復。に書いた旧・将校集会所解体工事現場に立ち寄り、気味悪がる妻に頼み込んで12/12の日記に書いた石膏像と記念撮影。この像、これから先どういう運命を辿るのだろうか。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】