【小さな話題】バラの花について調べてみた(その2)バラの花が登場する歌、赤と白の使い分け
昨日の続き。ChatGPTの助けを借りてバラの花についていろいろと調べてみた。本日は、
- 映画に登場するバラの花とその色
- 童話に登場するバラの花とその色
- 歌に登場するバラの花とその色
- 赤いバラと白いバラは儀礼やお祝いでどのように使い分けられているのか?
- 個人名を連想させるような品種名をつける場合には当事者の承諾が必要か?
という5つの話題のうち、3.~4.について考察する。
まず3.であるが、私自身がすぐに浮かぶのは『野ばら』である。シューベルト作曲とヴェルナー作曲がある。
- 『野ばら【シューベルト】』
- 『野ばら』【ヴェルナー】
いずれも歌詞の中に「紅におう」が含まれていることから赤いバラであると分かる。
なお上掲の2つの歌は歌詞がそっくりで子どもの頃はどちらかが盗作ではないかと思っていたが、そもそもこれらの歌はゲーテの詩に曲をつけたものであるから歌詞が同じになって当たり前。ウィキペディアによれば原詩&訳には、
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.
小さなばらよ、赤い小さなばらよ、
野中の小さなばらよ。
という部分があり、やはり赤いバラになっている。
もう1つ思い浮かぶのは私が中学生の頃に流行った『バラが咲いた』(マイク眞木、1966年。浜口庫之助作詞・作曲)である。歌詞の中に「バラが咲いた バラが咲いた まっかなバラが,,,」とあることから赤色のバラであると分かる。リンク先によれば、
本曲は浜口庫之助が、サン=テグジュペリの童話『星の王子さま』の薔薇をテーマにした一節からモチーフを得て作詞・作曲したと言われる。
とのことである。
次に4.の「赤いバラと白いバラの使い分け」について。ChatGPTからは以下のような回答をいただいた。
赤いバラと白いバラは、いずれも格式の高い花ですが、象徴する意味が大きく異なるため、儀礼やお祝いの場では明確に使い分けられています。以下、代表的な文脈ごとに整理します。
- 赤いバラの位置づけと使用場面
### 象徴的意味
- **愛情・情熱・恋愛**
- **尊敬・称賛(特に個人に向けた強い感情)**
- **生命力・熱意**
### 主な使用場面
* **恋愛・個人的祝賀**
* 恋人や配偶者への贈り物(誕生日、記念日、プロポーズ)
* 結婚記念日
* **私的なお祝い**
* 芸術家・功労者など、個人に対する賛辞(欧米では舞台花としても多用)
* **祝賀性の強い場**
* 華やかさや感情の高まりを強調したい場合
### 注意点
* 感情的・情熱的な意味合いが強いため、**公的儀礼や弔意、厳粛な場では不向き**とされることが多いです。
- 白いバラの位置づけと使用場面
### 象徴的意味
* **純潔・清廉・無垢**
* **敬意・追悼**
* **精神性・神聖さ**
### 主な使用場面
* **公式・公的儀礼**
* 追悼式、献花
* 記念碑や慰霊行事
* **結婚式**
* 特に教会式・宗教色のある式典
* 新婦のブーケや会場装花
* **格式を重んじる祝賀**
* 勲章授与、記念式典など、感情表現を抑えたい場
### 特徴
* 感情を強く主張せず、**場の厳粛さや品位を保つ役割**を果たします。
- 赤と白を組み合わせる場合
### 日本的文脈
* 日本では「紅白」は**慶事の象徴**であり、
* 開店祝い
* 周年記念
* 表彰式
などで、赤と白のバラを組み合わせた花束や装花が使われることがあります。
### 注意点
* 欧米文化では紅白の組み合わせに特別な意味づけは弱く、 文脈次第では「恋愛(赤)+追悼(白)」と受け取られる可能性もあるため、**国際的な場では配慮が必要**です。
- 使い分けの要点(簡潔な整理)
| 場面 | 適した色 |
| ------------- | --------- |
| 恋愛・個人的祝福 | 赤いバラ |
| 結婚式(宗教的・格式重視) | 白いバラ |
| 追悼・献花 | 白いバラ |
| 公的式典・厳粛な祝賀 | 白、または淡色中心 |
| 日本的な慶事演出 | 赤+白 |
- ### 総括
- **赤いバラ**は「感情を伝える花」
- **白いバラ**は「意味や格式を支える花」
と理解すると、儀礼やお祝いの場での使い分けが明確になります。
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