じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 3月15日放送の『日本最強の城スペシャル:あなたも絶対行きたくなる! 春にオススメの城特集』で『鬼ノ城(きのじょう)』がトップに選ばれていた。
 写真は鬼ノ城を初めて訪れた1991に撮影した写真。当時は石塁、土塁、水門跡などが残るのみで、西門や角楼は復元されていなかった。


2024年3月30日(土)




【小さな話題】3月に視聴したTV番組(1)『植物に学ぶ生存戦略』『最強の城SP』『お金はみんなで貯めても意味が無い』

 3月に視聴したTV番組のメモと感想。その1。
  • 【3月27日初回放送、NHK-Eテレ】植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之
     不定期に放送されている番組で、今回が第9回。第8回が2023年3月1日初回放送なので、1年以上が経過していた。今回取り上げられたのは、トマト、ヒガンバナ、ハクサンカメバヒキオコシの3種であった。
     中でも面白かったのはトマトの話題。トマトは両性花であり自家受粉をする、受粉を助けているのがマルハナバチであり、放送では山田孝之さんが「マルハナバチになりきる」として『マルハナバチ体操』を披露し、「聞く人・林田理沙アナウンサー」がその真似をするというものであった。体操は「まーるまーるマルハナバチっ。お胸の筋肉ムキムキ。美味しい花粉をつけるため。お脚はとっても毛深いの」と歌いながら滑稽なポーズをとるものであったが、林田さんはちっとも恥ずかしがらず、この番組で設定されているクールな表情をキープしたままで歌いながら同じポーズをとった。
     放送ではこのあと林田さんが『トマト』(荘司武作詞、大中恩作曲)を歌うシーンもあった。林田さんのピアノの演奏はブラタモリで一度拝聴したことがあったが、歌声を聞いたのは今回が初めて。さすが東京芸術大学大学院音楽研究科卒業というだけあって、音程がしっかりしていた。
     林田さんのポーズと歌声があまりにも衝撃的だっため、肝心の生存戦略の中身については殆ど頭に入らなかった。


  • 【3月15日初回放送、NHK総合】日本最強の城スペシャル:あなたも絶対行きたくなる! 春にオススメの城特集
    毎週録画予約している『チコちゃんに叱られる!』の時間帯に代わりに録画されていた。「菜の花と鉄道とのコラボが美しい千葉県の大多喜城」、「桃源郷の絶景を望む岡山県の鬼ノ城」、「守りの仕掛けがユニークな鹿児島城」、「江戸の軍学者が知略を尽くし設計した赤穂城」が紹介されていたが、別段、菜の花や春霞とのコラボを除けば、春という季節にオススメというものでもなかった。
     ゲストが選んだ日本最強の城は、なんと地元岡山の鬼ノ城であった。鬼ノ城は岡山に引っ越してきた頃に何度か訪れたことがあり、旅行記として投稿したこともあった。
     このほか、鹿児島城の紹介のなかでほんの一瞬であったが、高橋英樹さんがお城の石垣に残っている弾痕を背景に立っている写真が紹介された。高橋英樹さんと言えばNHK大河ドラマ『篤姫』で島津斉彬を演じておられたことがあり【現在もNHK-BSで放送中】、石垣の中から島津斉彬がタイムスリップしてきたような印象を受けた。


  • 【3月28日放送、BSテレ東】日経モーニングプラスFT:作者が語る「お金」と「投資」
    『きみのお金は誰のため』の著者、田内学さんが登場された。田内さんは、元ゴールドマン・サックス証券で、日本国債・円金利デリバティブ・長期為替などのトレーディングに従事されていたが、現在は『お金の向こう研究所』の代表となり、社会的金融教育家として講演や執筆活動などをされている。著書の中では、
    1. お金自体に価値はない。
    2. お金で解決できる問題はない。
    3. みんなでお金を貯めても意味はない。
    という真実が説かれているという。
     3.は要するに、みんなでお金を貯めることでは社会全体の問題は解決しないということ。じっさい、例えば、高齢者全員がこれまで2000万円貯めていたところを1億円貯めたとしたら5倍分の手厚い介護サービスを受けられるようになるかと言えばそんなことは全く無い。介護スタッフの数が変わらなければ介護費用が5倍に膨れるだけのことだ。田内さんは、年金問題を解決するには少子化をくい止めたり生産効率を上げたりする必要があると説いた。お金で解決しようとするのは椅子取りゲームのようなものであり、限られた椅子をお金で獲得するためにどうやってお金を貯めるのかだけを考えている、椅子を増やさなければ根本的な解決にはならない。
     投資の場合も単にお金を殖やすためではなく、投資を通じて生産効率を上げたり、AIのように少ない人数でも社会が回る方向にお金が流れていく必要がある。投資によって人や企業にお金が流れてそれによってどういう社会が作られていくのかを考えていく必要がある、という話だった。
     金融教育というと金儲けや資産形成のための教育だと思われがちであるが、お金はあくまで道具であって、その道具を使ってどうやって幸せになるのかであり、資産形成のための教育はその一部に過ぎない。奨学金をもらって大学に通っている学生が早く奨学金を返さなければと大学の授業を受けずにバイトに勤しんだりするのは本末転倒。今の金融教育に足りない点として、とりあえず自分がお金を貯めて誰かに払えば誰かが解決してくれるだろうという意識が指摘された。実際、18歳の若者を対象に「自分の行動で国や社会を変えられると思う」という問いに「はい」と答えた割合を国際比較すると、インド、中国、韓国、アメリカ、イギリスでは50〜80%になっているのに対して、日本では25%前後できわめて少ないことが示されている【日本財団『18歳意識調査』2022年調査】。お金をスタートアップの人たちに流れるようにするだけでなく、スタートアップの人たちが会社を作りやすい環境を作る必要がある。社会全体の仕組みを知ってもらった上で、自分の投資がどう未来を変えていくのかを考えていく必要があると指摘された。
     「お金とは何か」についてはこのWeb日記でも何度も取り上げており【例えば2022年5月24日や、2013年3月30日】、今回のお話は納得できる内容であった。
     田内さんの最近の記事としては、 などがある。