じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 半田山植物園のエントランス広場には八芒星のマークがある。これまでは気にとめることなく通り過ぎていたが、最近、園内を廻ったあと、マークのすぐ近くにあるミストクールファン『霧丸くん』の冷風に当たりながら、なぜこのマークがあるのか疑問をいだくようになった。
 いちばん可能性があるのは東西南北を示す羅針盤ではないかということだが、であるならせめてNやSの文字を入れてほしいところだ。
 ウィキペディアによれば、八芒星はいくつかの宗教で意味のある図案となっている。但し、写真とは異なる形状のものもある。
 このほか、こちらなどいくつかのサイトで、折り紙で八芒星を作る方法が紹介されていた。ハサミを使わずに作れるのかどうかは未確認。


2023年8月29日(火)




【小さな話題】藤子・F・不二雄のSF短編アニメ

 藤子・F・不二雄と言えば『ドラえもん』の作者としてあまりにも有名だが、子ども向けの作品ばかりを描いていたわけではない。このあたりの話は、 などで取り上げたことがあったが、最近、NHKの実写化シリーズとは別の、原作をアニメ化したシリーズの一部を視ることができた。内容はNHK実写版と似たような展開が多かったが、結末を知らずに視たことがあってワクワク感いっぱいとなった作品もあった。
 以下は、視聴順のリストと簡単な感想。ネタバレ満載。★の数は私のワクワク度であり、「★=普通」、「★★=かなりワクワク」、「★★★=ワクワク感いっぱい」となっているが、あくまで私の個人的な感想であり作品を公正に評価したものではない点をお断りしておく。
  • ★★★『カンビュセスの籤』
    ストーリーもしっかりしており、おそらくこういう展開になりそうな予感はした。もっとも今の時代であれば、個体を冷凍休眠させなくても、ゲノムが残っていれば再生できるような気もするが。
    余談だが、作中のカンビュセスをウィキペディアで検索したところ、カンビュセス2世の項目にキュロス2世が出てきた。かつてゆかりの地を訪ねたことがあった。
  • ★★★『みどりの守り神』
    事前情報が全く無い状態で視たため、「ここはどこだろう?」、「なぜ草木が生い茂っているのに動物は全く居ないのだろう?」といった疑問が生まれるなかでその謎が解き明かされる展開がなかなかワクワクであった。展開は『猿の惑星』第一作と似たところがあったが、最後は希望をいだかせる結末となった。
  • ★『ポストの中の明日』
    結末はいまいちだったが、私がそのような能力をもったら宝くじ、株取引などで大もうけして、そのあとは、ヤクザに拉致されないようにひっそりと暮らす生活に移行するかも。
  • ★★『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』
    少し前にNHK-BSPで『スーパーマン』を視たこともあって、その対比が面白かった。結末はイマイチで教訓めいたところは無かったが、人間、何でも思い通りにできるパワーを手にすればああいうふうになってしまう可能性はあるかと思った。
  • ★『ひとりぼっちの宇宙戦争』
    2011年1月15日の日記で言及されているがアニメを視たのはこれが初めてであった。
  • ★★『絶滅の島』
    1回目に視た時は何のことかサッパリ分からなかったが、藤子不二雄作品の不気味な短編3選PART2【みどりの守り神】【怖い】  【絶滅の島】【トラウマ】 【スーパーデラックスマン】という解説動画を視てようやく結末部分の意味が分かった。なかなか奥深い。
  • ★幸運児
    「一千億人目の人類」というオチだが、キリ番というのは十進数に依拠して設定されたものであり、8進数や12進数であれば特別の意味は持たない。人類の創造者はなぜ十進数を使っていたのだろう。
  • ★『ニューイヤー星調査行』
    オチが面白かった。心理学実験に使われるラットやハトも本当はもっと賢いが、実験者を喜ばせるために相応のデータを提供しているだけかもしれず、そのことは容易には見破れないかもしれない。
  • ★★『宇宙船製造法』
    タイトルは忘れたが、スタートレックの新シリーズの映画の中に、子どもだちばかりで宇宙に飛び立つ回があり、その中でも隊員たち間の衝突が描かれていた。藤子・F・不二雄作品のほうでも仲間割れはあったが最終的には皆が仲良くなるというところが素晴らしい。
  • ★★★『ミノタウロスの皿』
    私たち人間が牛を育てステーキとして食べていることを考えれば、当然その逆の世界があっても不思議ではない。その場合、牛の形をした「ズン類」が人間の形をした「ウス」を飼育し、活け造りにして食べたとしても何らとがめられるものではなかろう。またそのような宿命を持って育てられたミノアが、皆に喜ばれる美味しい食べ物になることを目標として生きたとしても、不思議ではない。じっさい地球上の人類は、自分が死んでも火葬されるだけで、なんら他者の役には立っていないと言える。