じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 このところ、ウォーキング中にカモのつがいを見かけることが多くなった。羽の色からカルガモと思われる。写真上は岡大構内の防火用水池、写真下はウォーキングコース沿いの用水路。

2023年3月31日(金)



【連載】豆乳とヨーグルトの効用とリスク(2)

 昨日に続いて、食生活の話題。昨日も述べたように、私は毎日、朝食後と昼食後に豆乳&自家製ヨーグルトを混ぜた飲み物を摂取しており、このうちヨーグルトの摂取量は1日あたり600ml前後となっている。このほかドラッグストアで110mlボトルが4割引で売られている時や、いつもは売り切れで入手できないY1000が売れ残っている時には購入し、夕食後に摂取することもある。
 そう言えば、昨日は久しぶりにY1000が売れ残っていたので寝る前に摂取した。Y1000は「睡眠の質向上(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)」の機能がうたわれているが、
  • いつもは夜中に2回ほどトイレで目覚めるが、この夜は1回のみ。
  • トイレで目覚める前には、私が受験生となって入試問題に取り組んでいる最中の夢を見た。問題文は、ある人がいろいろ場所を尋ねている文章があり、その内容に基づいて訪問順序や通過地点間の所要時間を推定せよという問題であったが、終了時間が迫ってきても5分の2前後しか解答できず、やれやれこれでは不合格、この先1年は浪人生活になるのか、とガッカリしたところで目が覚めた。
  • トイレに行った後で見た夢は、今度は私が入試の副監督になっている夢であった。解答終了の合図は主任監督が行うことになっていたが、その主任監督が立ったまま居眠りをしていたので、私が自分の腕時計に基づいて解答終了の合図をした。しかし、会場からは終了時間が20〜30秒ほど早すぎたのではないかという声が上がった。私の腕時計は電波時計なので誤差は無いはずだと思っていたがだんだん自信が無くなってきた。というところで目が覚めたら、いつもの起床時刻である5時10分になっていた。
ということで、Y1000を飲んだことで睡眠の質が向上したのかどうかは何とも言えないが、リアルな夢を2本も見たというのは久しぶりであった。ちなみに行きつけのドラッグストアではY1000は毎日2本ほど品揃えしているようだが、ウォーキングの帰りに来店した時点で売れ残っている日は1カ月に1回程度しかない。

 元の話題に戻るが、ヨーグルトの効用やリスクを取り上げた解説動画としては以下のようなものが目にとまった。
  1. 本当にあった怖い食の話 【ゆっくり解説】ヨーグルトを食べるとガンになる?!99%の人が騙されたヨーグルトの真実
  2. 本当にあった怖い食の話 【ゆっくり解説】腸活食品で全身激臭!悪玉菌が繁殖するヤバいヨーグルトの真実
  3. ちょっと得するゆっくり学園 効果が全然違う、成分によるヨーグルトの違いとは【ゆっくり解説】
 最初の2本はいずれも同一のチャンネルから配信されたものであり、配信日は、1.は1年前、2.は3日前となっていた。

 まず1.の動画で指摘された「ヨーグルトが体に悪い」と言われている3つの理由は、
  • 食べ過ぎによる糖質過剰:ヨーグルトの原料となる牛乳は多くの糖質が含まれている。加糖ヨーグルトはさらに多いし、追い砂糖をすればカロリーお化けのヨーグルトになる。飲むヨーグルトも牛乳の2倍以上の糖質が含まれている。
  • ヨーグルト摂取により外から取り入れた乳酸菌やビフィズス菌は通過菌と呼ばれていて腸内にとどまることができない。継続的に摂取しなければ効果が期待できない。それよりももともと腸内に棲み着いている善玉菌を育てて強くする食べ物の摂取が大切。具体的には、野菜、海藻、豆類など。
  • 乳製品を摂りすぎることによる乳がんや前立腺がんのリスクが高まる。日本でも食生活の欧米化により前立腺がんが増えている。日本で販売されている牛乳の約8割は妊娠中の雌牛から搾乳されており、女性ホルモンが多く含まれている。これが乳がんの原因になっているという説もあるが、否定する説もある。
であった。ま、私は、追い砂糖は一切しないし、甘ったるい「飲むヨーグルト」はもともと好まない。腸内の善玉菌を育てる食事については日頃から気を配っている。前立腺がんについては何とも言えないが、これまでの健康診断やオプション腫瘍マーカー検査では異常は検出されていない。

 2.の動画では前半でヨーグルトの効用が一通り説明されたあと、ヨーグルトのデメリットとして、
  • 乳糖不耐症の人は乳糖を消化できずにおならが出たりする。おならを我慢するとさらに体に悪い。
  • カロリーの摂りすぎ。これについては1.の動画で既出。
  • 前立腺がんのリスク。これも1.で既出だが、こちらの動画では短鎖脂肪酸の増えすぎが問題視されていた。但しヨーグルト自体には大腸癌を防ぐ効果もある。
が挙げられていた。




 最後の3.はヨーグルトの種類についての解説動画であった【7カ月前に配信】。前半でヨーグルトの歴史や効用について一通り解説された。また複数種類の乳酸菌を摂取することは問題無しと説明された。種類別の特徴や効用としては、
  • ブルガリアヨーグルト:原材料がシンプルでコントロールしやすく安定して供給されている。ブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株。この2種類からLB81と名づけられている。腸のバリア機能を高める抗菌ペプチドを増やす効果。トクホの基準としてブルガリア菌10億個以上、サーモフィラス菌100億個以上。
  • ナチュレ恵ヨーグルト:ガゼリ菌SP株:脂肪の吸収を抑制して内臓脂肪を減らす効果。ビフィズス菌SP株が加わることで腸内環境をより改善。
  • ビフィダスヨーグルト:ビフィズス菌BB536は赤ちゃんの腸から採取されたもの。腸内環境を整えるとともに感染性細菌からも守ってくれる。
という3点が挙げられていたが、私の自家製ヨーグルトの種であるR1や、シロタ株で知られるY1000、カスピ海ヨーグルトなどについては言及されていなかった。
 なお私自身の自家製ヨーグルトの種がR1であるのは、単純に作りやすいというだけの理由による。かつて独身時代には魔法瓶と同じ造りのジャーにお湯を溜めてブルガリアヨーグルトを作っていたこともあり、またヨーグルトメーカーを買う前は、室温状態にお湯を溜めるだけでも再生産可能はカスピ海ヨーグルトを作っていたこともあった。確か、ガゼリ菌やビフィズス菌は自家製では作れなかったはずだ。
 ま、私自身としては、過度な効用はあまり期待していない。整腸作用と免疫効果、できれば癌を抑える効果があればありがたいと思っているところだ。基本的には飲みたいから飲んでいるだけであり、実際、私の場合、ビールやワインを飲みたいと思ったことは全く無いが、自家製ヨーグルトは時々飲みたいと思うことがある。

 次回に続く。