じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



03月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る



クリックで全体表示。
 朝食として、サツマイモや自家製ヨーグルトのほか、シリアルバーとスライスチーズ2枚を食べることが多い。スライスチーズは「コレステロール90%カット」を購入しているが、それなりに添加物がたくさん含まれているようだ。もともと日本で市販されているチーズは添加物が多い。といって自分で作るわけにもいかない。↓の記事参照。

追記]この商品を「低脂肪チーズ」のつもりで購入していたが、商品名は「スライス」となっているだけでどこにも「スライスチーズ」とは書かれていないことに気づいた。名称も「乳などを主要原料とする食品」となっており植物性脂肪分が27.6%含まれているようであった。だからといってどうこう言うつもりはないが、何のために食べているのか考え直してみる必要はありそう。


2023年3月17日(金)



【小さな話題】寿命を縮める食品ランキング(1)

 YouTubeで偶然、「危険な食べ物」を取り上げている動画を視聴した。芋づる式に関連動画も視聴したが、私が知らなかった事例もいくつかあった。もっとも、こうした解説動画がどこまで正確な情報を伝えているのかはひとまず疑ってみる必要がありそうだ。以下は、タイトルに【ゆっくり解説】を含む関連動画で、3選から12選までを挙げたものである。
 なお、【ゆっくり解説】にはお馴染みのキャラ「ゆっくり霊夢」と「ゆっくり魔理沙」が登場し棒読み型の同じ喋り方をしているため、どの動画も同じ人が作ったと錯覚してしまう。実際にはいろいろなチャンネルから発信されており、作成者はすべて異なると推測される。そのため、以下の動画でも「ゆっくり霊夢」がかつてヘビースモーカーであった【その後禁煙中】という発話もあれば、タバコは吸ったことがないという発話もあり矛盾が生じている場合がある。テーマによっては、主張内容が全く正反対になることもあるのではないかと思われる。以下のリストではリンクの前にチャンネル名を記しておく。
  1. 『食のひみつ』チャンネル【ゆっくり解説】食うと危ない?タバコより危険な食ベ物3選
  2. 本当にあった怖い食の話【ゆっくり解説】タバコよりこれ辞めて!!タバコより体に悪い食べ物5選
  3. 健康の教え【ゆっくり解説】タバコより体に悪い食べ物7選!
  4. 本当にあった怖い食の話【ゆっくり解説】食べてるのは日本人だけ?海外では禁止されている危険な食べ物9選
  5. ゆっくり食と健康にまつわるヤバい話【ゆっくり解説】実はタバコより危険!寿命を縮める体に悪い食品ランキング【ワースト10】
  6. 本当にあった怖い食の話【ゆっくり解説】これだけは絶対に食べるな!!寿命が縮む食べ物12選
    (体に良い6選)
  7. ゆっくりグルメ紀行【ゆっくり解説】スーパーやコンビニで売ってる実は体に良い食べ物6選





 さてここからは内容についての考察。

 まず1.の3選では、「ジャンクフード」、「エナジードリンク」、「ひじき」の3点が挙げられた。このうち「ジャンクフード」と「エナジードリンク」はどう定義するのかにもよるが、わざわざ調べるまでもなく悪いというイメージがある。意外だったのは「ひじき」がワースト3に含まれていたことである。動画によれば、ひじきの煮物小鉢1人前を食べることによる損失余命は58分であり、「放射線外部被曝34秒」、「フランクフルト1本 1分14秒」、「喫煙 12分」を大きく上回っているという。ひじきには無機ヒ素が含まれており、適切な調理をする必要がある。但し、カルシウム、リン、鉄などの重要な栄養素を含んでいるので、許容量の範囲では食べたほうがよいとも指摘された。

 次の2.では、「チリ産養殖サーモン」、「マーガリン」、「ジャンクフード」、「菓子パン」、「ポテトチップス」の5点が挙げらていた。
 このうち「チリ産養殖サーモン」が危険とされているのは、養殖の際に使用される抗生物質のためである。養殖サーモンにはノルウェー産とチリ産がありチリ産のほうが安い。養殖ではいっぱんに感染症予防のため餌に抗生物質を加えている。少量であれば問題ないが、2013年のデータによると、サーモン1トンあたりの抗生物質の使用量は、スコットランド1.11g、ノルウェー1.28g、カナダのブリティッシュコロンビア州が42.94gであるのに対してチリ産では700.80gという桁違いの量になっていたという。しかもチリでは、他国の一部では使用禁止となっているキノロン系の抗生物質も使われている。そのためそれを摂取した人間で抗生物質が効きにくくなる恐れがある。チリにはもともと鮭が存在しておらず有効なワクチンも開発されていないため抗生物質を大量に使う必要に迫られているらしい。
 なおこちらのやりとりによると、一部の回転寿司屋ではチリ産の「サーモントラウト」を使用しているようである。

 次の「マーガリン」はトランス脂肪酸が使用されているため。私自身はマーガリンは全く食べないが、こちらによれば、マーガリンで平均7.0g/100gのほか、ビスケット類では平均1.8g/100g、ショートニングでは平均13.6g/100g、コーン系スナックでは、平均1.7g/100gなどとなっている。私自身も知らないうちに摂取している可能性がある。以前コーヒーをよく飲んでいた頃には、コーヒー用のミルクを加えておりその中にトランス脂肪酸が含まれている可能性があった。もっともこちらによれば、製品によっては殆どゼロになっているものもある。

 「菓子パン」の有害性は糖分や油の取り過ぎだけかと思っていたが、動画では体に悪い添加物として「乳化剤」、「イーストフード」が挙げられていた。乳化剤と同じ成分は洗剤にも使われており、大量に摂取すると下痢を引き起こす可能性がある。イーストフードというのは16品目の化学物質の総称であり、イースト菌の発酵を促進する働きがあるため発酵時間を短くして大量に生産することができる。動画の中では急性の症状にしか言及されていなかったが、こちらによると、イーストフードにいくつか指定されているリン酸化合物は骨粗しょう症や心筋梗塞につながるおそれがあるといわれている。またイーストフードとともに使われる場合がある臭素酸カリウムは、国際ガン研究機関(IARC)において発がん性が認められる物質であるとされており、国際連合食糧農業機関・世界保健機関合同食品添加物専門会員会(JECFA)でも遺伝子障害性発ガン性物質に指定されている。それを受け、EU諸国やカナダ、ナイジェリア、ブラジル、ペルー、スリランカ、中国など多数の国では使用禁止になっているが、日本ではパンの製造に限り、残留しないことを条件に使用が認められているという。このほか菓子パンに含まれるショートニングや保存料も指摘されていた。

 5点の最後のポテトチップスではアクリルアミドの危険性が指摘された。この話は2002年6月29日の日記2022年12月13日の日記でも取り上げたことがあった。

 次回に続く。