じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 2月21日の日記で松本零士さんのご逝去に関連して『男おいどん』のエピローグ読み切り編について言及した。その後書庫から単行本(講談社コミックス)の第9巻が見つかったので当該作品を参照したところ、週刊誌掲載作品のタイトルが『おいどん 地球を掴む〜大野蛮人時代〜』でカラー印刷になっているのに対して、単行本のほうは『はるかなる第2前世紀 おいどんの地球』というタイトルに変更されており、図柄も別になっていることが確認できた。2ページ目以降の内容はコマ割りは週刊誌版も単行本版も同一であった。
 こうしてみると週刊誌版のカラーの図版の現物はかなり希少価値があるようにも思われる。長谷川家の家宝とすることにしたい。


2023年2月28日(火)



【小さな話題】2月に視たTV番組&ネット動画『縄文の旅』『しばれフェスティバル』『燃えよ剣』

 昨日に続いて、最近視たTV番組&ネット動画のメモと感想。【以下、敬称略】
  • 【1月13日(初回放送は1月6日) NHK-BSP】新日本風土記『縄文の旅
     全国各地の縄文遺跡が残る地域に暮らす今の人たちが、かつて同じ場所に住んでいた縄文人を偲び、竹細工(スズタケ)や土器を作ったり、縄文時代を再現した食材・調理器具を使って料理を作る、黒曜石の文化が星糞峠から関西から北海道まで広がっていることをふまえた体験学習を行うといった取り組みを行っていることが紹介されていた。
     ウィキペディアでも詳しく紹介されているように、縄文人は確かに存在したもののまだまだ多くの謎に包まれている。
     江戸時代以降の街並みなどと違って、縄文遺跡はあまりにも古すぎて復元された住居などを目にしてもそこに暮らしていた人々の生活を想像することはなかなか難しい。いまのVR技術を駆使し、特殊な眼鏡をかければ遺跡の中から縄文人が現れてくるといった仕掛けにすればよりイメージしやすくなるとは思うが。


  • 【2月27日(2月25日初回放送) NHK総合】Dearにっぽん『“日本一寒い町”の熱い1か月 〜北海道・陸別町〜
     1月の平均最低気温がマイナス20℃にもなるという極寒の地で3年ぶりに開催された「しばれフェスティバル」。祭りの準備に取り組む若者たちの生い立ちや現在の生活ぶりの紹介を交えながら祭り当日に至る数々のご苦労が紹介された。祭りの準備に取り組む各地の若者たちの姿というのはしばしばテレビでも紹介されているが、陸別町の「しばれフェスティバル」はまかり間違えば凍死してしまいそうな厳しい環境の中で行われているぶん、迫力があった。
     陸別町というのは阿寒摩周国立公園と大雪山国立公園の間にある町で、かつて北海道各地を旅行した時には通過した可能性があるものの、特段の記憶はない。近くの足寄町には著名なフォークシンガー&シンガーソングライターがおられて、ファンたちの聖地になっていたと記憶している。


  • 【YouTube動画】
     2月に入ってから、アニメ『銀河鉄道999』の第1話、『燃えよ剣』の第1話と第2話もYouTubeで視聴した。前者は東映アニメーションミュージアムチャンネル、後者は東映時代劇YouTubeから提供されている公式の動画であるようだ。
     『燃えよ剣(1970年版)は、1970年4月1日から9月23日まで放送された全26回のTVドラマであり、私が大学に入った1971年以降も、まだまだこのTVドラマの影響を受けた新選組人気が残っていた。私自身が実際に視聴したのは何年も後であったが、すべて白黒TVでの視聴であり、しかも第1話だけは見逃していた。今回動画を視聴できたことで、なんと初回放送から52年後に初めて全26話の視聴を達成したことになる。
     ドラマの大半はセットで収録されたと思われるが、屋外でのロケには下鴨神社・糺の森や相国寺境内がしばしば使われていたようである。私が学生の頃は糺の森は自由に出入りができたため、烏丸鞍馬口近くの下宿と大学を自転車で通学する時にしばしば通ったことがあった。何度か時代劇の撮影が行われており、片岡千恵蔵や勝新太郎の姿を見たこともあった。もっとも、この『燃えよ剣』の収録は私が大学に入る前の年にあたるようだ。
     1999年11月28日の日記に書いたように、私は「一原作一感動主義」、「一原作一ドラマ主義」、「一俳優一作品主義」であり、新選組に関しては『燃えよ剣』がその一作品に該当しており、それ以降に視たドラマや映画には興味が持てないところがある。[その後、同じYouTubeチャンネル『燃えよ剣』より5年前に放送された『新選組血風録』の第1話と第2話を視たがあまり違和感はなかった。原因はおそらく、「土方歳三:栗塚旭、沖田総司:島田順司、近藤勇:舟橋元」という配役が同じためであり『燃えよ剣』に挿入された別のエピソードのように思われたためかと思う。