じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 12月6日(火)は半田山植物園が休園日のため、代わりに天神社・三野公園の山に登った。すでに落葉広葉樹はほとんど落葉し、常緑広葉樹の隙間から日が射して、森の中は夏場より明るくなっていた。
 写真は天神社本殿と石段。「さよなら逆光」アプリにより逆光補正。

2022年12月7日(水)



【小さな話題】刑事コロンボとカーク船長の対決/50年スパンの取材番組

 12月3日(土)の夕刻、NHK-BSPで、刑事コロンボ#63『4時02分の銃声』を放送していた。刑事コロンボ全69話はそれぞれ一度は観ているはずなのだが、この回については観たという記憶が全く蘇ってこなかった。しかし、半分以上が過ぎたあたりで、登場人物のフィールディング・チェイスが『宇宙大作戦』のカーク船長に似ていることに気づき、ひょっとしてウイリアム・シャトナーが演じているのではないかと調べたところまさにその通りであった。放送内容に関しては、自転車乗りの若者たち(じつは警察官)が登場する解決シーンのところでやっと以前に観たことがあることを思い出した。
 フィールディング・チェイスを演じているのがウイリアム・シャトナーであるということは一度気づいてしまえばそれ以外には見えないほど確信できることなのだが、しばらくそのことに気づかなかったのはおそらく、『宇宙大作戦』の主人公であるカーク船長が常に善人であって犯罪をおかす悪者には見えないというフィルターがかかっていたためではないかと思われる。
 それにしても私自身の記憶の衰退は我ながら驚くほどだ。過去日記を検索したところ、この『4時02分』に関しては、2016年2月3日の日記

【カーク船長(ウィリアム・シャトナー)は】刑事コロンボシリーズで「ルーサン警部の犯罪」と「4時02分の銃声」に二度ご出演されているのを拝見したことがある。

とちゃんと記されていることが分かった。前にもこの日記に書いたことがあるが、最近では、過去に観たはずの映画やドラマについての記憶が殆ど消失し、展開・結末が全く思い出せないことが多い【直近ではA.I.】。もっとも、最後まで新鮮でワクワクしながら観ることができるというメリットもある。




 以前に観た放送と言えば、少し前に、NHK-BSPのプレミアムカフェで、

激走!シルクロード 104日の旅 <後編>

が再放送されていた。こちらのほうは初回放送が2012年であるが、私自身が旅行好きであることと、放送で紹介された観光スポットの大部分を訪れた経験があることから【例えば、トルクメニスタンキルギス】、記憶は比較的鮮明に残っていた。
 『プレミアムカフェ』の良いところは単に再放送するのではなくて、その後の変化、現在の様子などを後日談として伝えてくれることである。この回でも、日本人唯一の参加者であった「花恵」さんの感想が間接的に紹介されていた。なおネットで検索したところ、こちらにご当人と思われるインスタグラムが開設されていた。

 昔の番組の再放送と現在の様子をセットにした番組としては、ほかに『よみがえる新日本紀行』がある。再放送対象は、1970年代(昭和40年後半〜50年頃)、いまからおよそ50年前の番組が多い。少し前に再々放送されていた『南部潜水夫〜岩手県種市町〜』では種市高校の潜水士養成コースで学ぶ若者たちが描かれていたが、その卒業生たちはその後世界各地の建設現場で活躍し、現在も後進の指導にあたっている。1970年代と言えばちょうど私が大学・大学院生の頃であり私自身もそれなりに勉学に励んでいた頃であった。こういう50年スパンの取材番組は私の人生とも重なるところがあり感慨深いものがある。