じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 認知症予防のため毎日、某サイトで出題される詰将棋を解いているが、画面左にあるように、3月30日の問題は、飛車と桂馬と香車の駒が離れすぎていて、正解を見つけることができなかった。自力で解けなかったのは今回が初めてであるが、表示上のバグではないかと思いつつ、夜になってもう一度閲覧したところ、画面右のように修正されていた。この配置であれば、守りの飛車を3三に移動させることで簡単に詰ますことができる。

2022年3月31日(木)



【小さな話題】新年度で何が変わるか:特命教授委嘱終了による「図書の返却」「職員定期健診終了」

 現職時代、3月末から4月初めの年度替わりは最も多忙な時期であった。長年、教育委員(当初は教務委員)をつとめていたこともあって、4月に入ると、新入生オリエンテーション、さらに学年別のガイダンスが行われ、4月8日からは授業が始まる。定年退職後はその束縛から脱出することができたが、それでもなお、3月31日までと4月1日以降では大きな違いがある。
 まず、2021年11月15日の日記に記したように、今年度をもって特命教授を終了することとなった。これによる大きな変化としては、
  1. 研究室貸出の図書をすべて返却する必要がある。
  2. 職員定期健診を受けられなくなる。
の2点がある。
 このうち1.の「研究室貸出」というのは、研究費で購入した図書は一部の消耗品扱いの書籍を除いてすべて図書館備品扱いとなるため、退職・転出時にはすべて返却する必要があるというもの。但し特命教授を委嘱されている期間はその返却が猶予されるという扱いになっていた。定年退職以降は少しずつ返却を進めてきたのだが、現時点で52冊が行方不明となっていることが判明した。その中には図書館の登録システムのミスで実際はすでに返却済みであった本が少なくとも3冊あることが確認されているのだが、残りについてはなぜ見つからないのか困惑している。
 1つの可能性は、定年退職時に、研究室にあった私物を段ボール箱に詰めて自宅に運んだ際に、私費購入の本に混じってしまったというケースである。じっさい段ボール箱の中身を1個ずつ点検していったところ、これまでに10冊前後が混入していたことが確認できた。しかし、すでに段ボール箱の点検は完了しており、これ以上見つかる可能性は殆どない。
 もう1つの可能性は、耐震改修工事に伴う一時移転の際に箱詰めして移動した本のうち1〜2箱が丸ごと行方不明になってしまったというケース。もっとも、箱の数は工事終了後に確認しているのでこの可能性は少ない。
 いずれにせよ、このような問題は、保管している書籍をリスト化して定期的にチェックしていれば避けることができたのだが、27年間に購入した書籍は500冊以上にのぼるため、現実には不可能であった。
 ちなみに、私より前に定年退職している元教員であっても、登録上貸し出されていることになっている書籍を100%返却できているというケースは稀であるようだ。だからといってそれでよいということにはならないが、100%の返却はなかなか難しい問題だ。

 もう1つの「職員定期健診」については、新年度からは自治体が行っている「ワンコイン健診(500円)」に替えることができる。但し、検査項目はそれほど多くない。別途、胃の内視鏡検査を受けることはできるが、「腫瘍マーカー」は受けられそうにもない。

 いずれにせよ、特命教授委嘱終了により、新年度からは100%の隠居人となることが確定した。今後は、孫たちの進級祝いなどを除けば、年度替わりは私の生活では全く意味を持たなくなった。