じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山後楽園・延養亭の座敷から庭園を見渡したところ。写真下は、「さよなら逆光」というアプリで逆光補正をしたところ。そとの景色のはほぼ同じ明るさを保っている一方(←木々の逆光部分も勝手に補正されているが)、室内の暗い部分は大幅に改善され、障子や絨毯がはっきり見えるようになった。↓の記事参照。

2021年11月09日(火)



【連載】パソコンソフトで「じぶん更新」(5)「さよなら逆光」「ドライブイレイサー」「目がホリデー 2」

 10月29日に続いて、新規に購入したパソコンソフトの話題。
  • さよなら逆光

     マイサイトの特別割引とポイント利用で600円前後で購入した。手持ちの画像処理ソフトでも、ある程度は逆光補正ができるのだが、逆光で暗い部分の明度を上げると、もともと明るかった部分は真っ白になったりして、素人の私ではうまく調整することができなかった。
     上記の比較写真のように、このアプリを使うと、暗い部屋から外の景色を眺めた時などに、室内と景色の両方を適切な明るさで表示することができる。
     風景写真を逆光補正するとウソの写真になると批判する向きもあると思うが、もともと人間の目で眺めた時の景色では、視線を明るい対象に向けた時と暗い対象に向けた時で瞳孔を調整しているので、上掲の比較写真で言えば補正後の景色のように見えているはずだ。人間の目で眺める景色も、写真で撮った景色も、本当の事物から発せられる光線の一部を読み取っただけであって、これが真実でこれはウソというような区別はできない。表示された写真画像からどういう世界を実感できるのか、というのが写真の価値ではないかと思っている。

  • ドライブイレイサー

     セールの特別価格とポイント利用で1000円台で購入した。終活の一環として、WindowsXPとWindows7の古いマシンを廃棄しようと思っているのだが、寄付をするにしても無料引き取りサービスを利用するにしても、万が一個人情報が流出すると困るので、この価格なら、と思って入手した。
     もっとも、当初予定していた故障機は、その後ハードディスクリカバリとWindows10への無料アップグレードが成功したため、当分は廃棄しないことに決めた。XPのマシンについては必要なファイルを取り出す準備をしている最中でもあり、まだ一度もこのドライブレーザーを使ったことはない。

     リンク先によれば、「本製品はCDやUSBから起動できるため、Windowsが起動しないパソコンでもOSごと抹消できる」とのことであったが、いくら何でも、電源系統が故障(電源が入らない、電源を入れた後、頻繁にon、offを繰り返す)したマシンでは消去できないものと思われる。このほかアクセス不能となった外付けHDDも同様であろう。USBメモリーやSDカードは、不良になった時はハンマーで叩き潰せばよいようにも思う。

  • 目がホリデー 2

     マイサイトの「毎日ジャンジャン宝くじ」で当選し、ポイント利用で、300円台で購入した。3Dアートの本は何冊か持っているのだが、ま、300円台でもあるし、パソコン利用時の休憩にも役立ちそうなので即決で入手。
     こちらの記事では「遠くを見たり、近くを見たりを繰り返す運動がありますが、本製品で立体視を楽しむことで、その反復運動と同じような効果が得られます。」とあるが、この点はあまり信用していない。立体視は両眼輻輳の機能によるものであり、老眼のような眼球そのものの調整機能を改善できるとは思えないからである。それでも何かしらの疲労回復は期待できるかもしれない。
     でもって実際に試してみたのだが、老眼が進んでいる私でも、3Dアートで出現する「立体画像」自体は鮮明に見えることが分かった。しかし、立体的に見えている像は、「正解」とされている像とは異なる。多くの場合、本来は1つの立体像であるはずのものが2つ並んでいるように見えているようだ。もっとも、度の強い老眼鏡をかけると、「正解」とされている1つの像が見える。ポジティブに解釈するのであれば、老眼が進んだことで、普通の人には見えない立体像が浮き上がって見えるようになったということか。