じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



10月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る



 『PhotoZoom Pro 8』で640×480ピクセルのデジカメ写真を1.5倍の960×720に拡大したところ。通常の拡大【写真上】に比べると、『PhotoZoom Pro 8』による拡大【写真下】のほうが山肌や植物の葉が鮮明に写っているように見える。なお写真の山はムスターグ・アタ

2021年10月27日(水)



【連載】パソコンソフトで「じぶん更新」(2)画像拡大、画像着色

 昨日に続いて、最近、オンラインで特別割引で購入したソフトについての話題。新しいソフトは慣れるまでが大変だが、新たな機能を発見したり、使いこなせるようになったりする喜びもある。ポジティブに捉えれば、RPGで新しい世界を体験するようなものとも言える。もっとも本日取り上げるソフトはいずれも洋物であり、説明書の日本語はおそらく英語から機械翻訳されたものと思われ、何とも分かりにくい。それなら英語で読めばいいかというと、これまた業界用語の英語表現はこれまた分かりにくいところがある。
  1. PhotoZoom Pro 8
    『PhotoZoom Pro 8』は、オランダの BenVista 社が特許を取得している[S-Spline]、[S-Spline XL]、および[S-Spline Max]という独自の拡大技術により、画像を拡大処理した場合でも、最適なシャープネス、自然な表現が可能な画像処理ソフトウェ」という宣伝文句に惹かれて購入。
     私の場合、2000年のパミール横断旅行以降、すべてデジカメで風景写真を撮っていたが、2004年8月のアンデス旅行あたりまでのデジカメは画素数が640×480で画質がイマイチであり、拡大処理に大いに期待するところがあった。
     実際に使ってみたところ、もともと鮮明に取れている写真であれば、かなりキレイに拡大できることが確認できた。しかし、昔の映画を「4Kリマスター版」に加工するような技術までは期待できず、もともと低画質で不鮮明な写真を、元写真より鮮明化させることはできないようだ。

  2. CODIJY Colorizer Pro
     昭和30年代の思い出が多い私にとっては、モノクロ写真を着色するという機能が魅力的。3000円クーポンが使えたので購入してみたが、インストールして画面を開いてみるといきなり、新しいバージョンがあるというメッセージがあったが、無料バージョンアップなのか有料なのかはよく分からなかった。いろいろ試してみたが、編集画面のところで背景に「Trial version」という表示が出てしまう。そういえば、まだシリアル番号を入力していなかったと思っていろいろ探してみると鍵マークのアイコンがあり、そこで登録できることが分かった。しかし、アプリを再起動してしばらくは登録状態が維持されるものの、しばらく経つとまたまた未登録状態に戻ってしまうことが分かった【バージョンアップを促すメッセージが定期的に発信され、そのタイミングで登録がリセットされる模様】。もう少しいろいろ試してみて改善しない場合は、直接問い合わせてみようと思う。

     使い勝手の方はまだ全く分からない。チュートリアルに従って白黒のドーナッツに着色する練習をしてみたが、画像の各領域の境界を認識できていないようで操作上何を見落としているのかがまだ分からない。説明文も機械翻訳調でよく分からないところがあった(「境界」が「国境」と訳されているところもあった)。

     ネットで検索したところ、日本人による使用体験記などもいくつかあり、そちらを閲覧したほうが速く習熟できそう。それにしても、シリアル番号の登録がなぜうまくいかないのか。困ったことだ。[

追記]その後問い合わせたところ、8時間後にご回答をいただいた。「新バージョンはすべて無料でご利用いただけます。新バージョンが利用可能になると、ソフトウェアがあなたに通知します。」とのこと。またシリアル番号の入力については、購入時に通知されたシリアル番号が「CODIJY Colorizer Pro:」という文字列で始まっていたためその部分を含めて入力したためのエラーであると判明した。間違ったシリアル番号を入れても、形の上では「ご購入ありがとうございます」というメッセージがあり、しばらくの時間は登録されたような状態に見えるが、その後、間違ったシリアル番号であることが判明すると試行版にリセットされる仕組みになっているようである。このほか、オンラインまたはPDF版の詳細なマニュアルがあることも初めて知った。

 不定期ながら次回に続く。