じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 10月9日、7年ぶりにデスクトップパソコンを買い換えたが、付属していたキーボード【写真上】は使い勝手が悪く、指の動きを習熟させるのは困難と判断し、昔ながらのキーボード【写真下】に取り替えることにした。付属のキーボードの問題点は、キーが密接していて押し間違いが多くなることに加えて、私がしばしば多用している「Home」と「End」キーが独立していないことにあった。これら2つのキーは、エディタでこのWeb日記を執筆している際、「Home」→行頭に移動、「End」→行末に移動というように割り当ててあり大変便利。このほか写真下のキーボードは、電卓が表示できるキーもついている。
 なお、このこともあって、私はノートパソコンで文字入力するのが苦手で、しばしば入力ミスをしてしまう。タブレットやスマホの文字入力などはもはや論外で、到底、文章を書くことなどできない。


2021年10月14日(木)



【小さな話題】パソコンの買い換えは楽ではない(1)

 9月28日の日記で、いつも使っているデスクトップパソコンが壊れたという話題を取り上げた。その後も、ネット上で紹介されている様々な対処法を試してみたが復旧には至らなかった。故障の原因として一番考えられるのは、内部に埃が溜まって冷却機能が低下し、熱でハード的な損傷が生じた可能性であるが専門家でないので何とも言えない。
 いちど、メーカーに修理を依頼しようかとも思ったが、最低でも3万円かかる上、当然と言えば当然ながら、
コンピュータウィルス等に対するセキュリティ対策および内蔵ストレージ(ハードディスク・SSDなど)内のデータ機密漏洩を防ぐため、お預かりしたコンピュータのデータは故障箇所に関わらず、全て消去とさせていただいております。OSプリインストールモデルの場合には、初期状態でのご返却、その他の場合は工場出荷時の状態でのご返却となります。
という規定があり、新品を購入しても、再インストールの手間は全く変わらないことが分かり、同等品に買い換えることにした。
 故障したパソコンと、今回購入したパソコンの主な違いは以下の通り。矢印の左が旧機、右が今回購入したマシンの使用。同じメーカーで、いずれもBTO。
  1. OS:Windows 8.1 32ビットWindows10 64ビット
    旧機はその後Windows10に無償アップグレードして使っていた。
  2. CPU:インテルCorei5-4670プロセッサー(4コア/3.40GHz/TB時最大3.80GHz/6MBキャッシュ) インテルCore i5-10400 プロセッサー ( 6コア / 12スレッド / 2.90GHz / TB時最大4.30GHz / 12MBキャッシュ)
  3. メモリ:16GBメモリ[8GB×2(DDR3SDRAMPC3-12800)/デュアルチャネル]8GB メモリ [ 8GB×1 ( PC4-21300 / DDR4-2666 ) ]
    メモリーは半分の8GBに縮小。単に購入費節約のため。
  4. SSD:240GBインテル(R)335シリーズ(6Gb/s対応) (M2)1TB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 )
  5. 内蔵ハードディスク:1TB7200mm(6Gbps対応) なし
    今回初めて、ハードディスクの存在しないマシンとなった。
  6. LAN:10/100/1000BASE-TGigaBit-EthernetLAN10/100/1000BASE-T GigaBit-Ethernet LAN
  7. 無線LAN:なしインテル(R) Wi-Fi 6 AX200 ( IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要 ) + Bluetooth 5 内蔵
    家では有線LANを使用しているので当面、使う必要はなさそうだが、標準装備なので外せなかった。有線LANの機器が故障した時、一時的にタブレットのテザリング機能を利用することができる。
  8. 内蔵DVDドライブ:DVDスーパーマルチドライブ  無し
    外付けDVDドライブを持っているので不要と判断した。旧機の内蔵DVDドライブは、Windows10にアップグレード後の大規模アップデートでいつのまにか使えなくなってしまった。
  9. オフィスソフト なし Microsoft(R) Office Home and Business 2019 ( Word / Excel / Outlook / PowerPoint ) ( 個人向け )
    旧機はOffice2013を別途購入して使用していた。移し替えもできたはずだが、この際敢えて購入。定年退職後は文書やパワポの資料を作成する必要は殆ど無くなってきたが、来年度まで授業を担当するため、新しいバージョンのほうが何かと便利。
などとなっている。ちなみに今回のマシンは、

このPCでWindows11を実行できます おめでとうございます。

と表示されたが、私にはイマイチWindows11にアップグレードする意義が分からない。サポート期間が延びる事以外には何のメリットもなく、逆に不便な点がいろいろ出てきそうだ。




 さて、配送されたマシンを机上に設置して、初期設定作業を開始したところ、旧機と同じWindows10であるはずなのに、いろいろと異なる点があることに驚いた。
  • 「PIN」(ピン)によるサインインの設定を迫られた。ま、安全対策ということでこれに応じた。旧機では、パスワードもPINも無しに起動できていた。
  • 旧機ではタスクバーを左端に縦に固定して使っていたが、これが下部に水平に配置されていた。縦に変更する方法をすっかり忘れていたが、「タスクバーの設定」から位置を変更する方法がネットで紹介されていた。 もっとも、Windows11になると、左端には配置できなくなるらしい。やれやれ。
  • 初期設定作業の際にウンザリしたのは、Microsoft Edgeの誘導であった。それに反発して、さっそくFirefoxやGoogleChromeをインストールした。
 さてここまでのところで驚いたのだが、Firefoxアカウントにログインしたところ、なっなんと、旧機、もしくはノートパソコンで設定していたブックマークがそっくりインポートされた。これはまことに便利だとは思ったが、ブックマークばかりでなく、各種会員サイトへのログインIDやパスワードまでがインポートされていたのにはビックリ。これって、悪用されると、大変なことになるのではないか。例えば、犯罪者が私のFirefoxのアカウントやパスワードを取得した場合、ブックマークを通じて私の銀行口座のオンラインサイトにアクセスし、自動的にパスワードを入力して閲覧することができるようになりそう。
 もっとも大概の銀行、証券などのオンラインサイトでは、新しい端末からアクセスした場合には、いくつかの質問に答えさせたり、そのようなアクセスがあったことを瞬時に登録メールアドレスに伝える機能を備えている。さらに、振込や出金の際には別のパスワードを入力させたり、出金先の銀行口座が予め指定されているような仕組みもあるので、そう単純に資産を奪われる恐れはなさそうにも思うが、とにかく、今後は、可能な限り安全対策をとるようにしたい【←具体的にどうするかは、ここでは記さない】。

 次回に続く。