じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



01月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

 1月7日(木)以降、年末年始に続いて寒波が到来し、岡山ではこの先一週間の最低気温が連続して氷点下になると予想されている【但し、画像の数値は、11月5日昼の時点での予測】。
 この表で興味深いのは、中国地方5県の県庁所在地の中で、岡山市の最低気温が最も低いと予想されていることである。この特徴については年末のローカル放送でも話題になったことがあった。その時は、確か、岡山市の気温予測地点が他県よりも内陸にあること(海から離れているため、寒暖の差が大きい)と説明されていたと記憶している。このほか、雪が降りにくいことで放射冷却が起こりやすいことも一因になっていると思われる。

2021年1月6日(水)




【小さな話題】アニメ「天気の子」と「世界はあっという間に変わってしまった。もうもとの世界に戻ることはないのかもしれない。」

 1月3日に放送されたアニメ映画「天気の子」を録画再生で観た。昨日取り上げた3DCGとは異なり、こちらは伝統的なアニメ作品であったが、風景画像などは最新のCG技術が活かされているように見えた。

 「天気の子」は新海誠監督の作品であるが、1つ前の「君の名は。」は、2018年1月3日にテレビで放送された時に録画したものの、難解であり、けっきょく、途中まで再生しただけで止めてしまった。今回の「天気の子」のほうはその点、ストーリーは今回のほうが分かりやすく最後まで観ることができた。

 この映画では、関東地方は長期間にわたって毎日雨、夏でも雪まで降るという異常気象が設定されていた。この異常気象はその後も2年半も続き、荒川や江戸川の下流域は広範囲にわたり水没したという。現実には、そこまでの異常気象は起こりえず、荒唐無稽な設定であるようにも思えるが、昨今のコロナ禍がいっこうに収束せず、先の見えない状態が続いているという点では、今の世界を予言したものと言えないこともない。映画の終わりのところでは、映画の続きなのか、それに乗じたCMの一部なのかはよく分からなかったが、
世界はあっという間に変わってしまった。もうもとの世界に戻ることはないのかもしれない。それでも、僕らは、この世界で生きていく。生きていくしかない。だから、せめて、食べて、笑って、恋をして、泣いて、怒って、喧嘩して、それでもただ一瞬でも多く笑い合って、その瞬間をいとおしく思えたら、大丈夫。僕たちは、僕たちの世界をきっと乗り越えていける。
というメッセージはまさに今の世界に発せられたものであろう。これが公開当時の2019年7月に発せられたとすれば世紀の予言とも言えるが、どうだろうか。そうでなくて、今回、テレビの放送に後から付け加えてとしても、現状にマッチしているように思える。

 この映画については、こちらのサイトなどに、興味深い情報が満載されており、確かに「観るたびに新しい発見がある映画」であることは間違い無い。

 なお、帆高が進学した大学については、ウィキペディアの注では、
入学先の大学のパンフレットの表紙には「××農工大学(××の部分は隠れて見えない)」と記載されている。
となっていたが、「××」の2番目のところは「京」の漢字の右上部分が見えていた。また、帆高がバイト先を探しているスマホ画面では、エリアが「国分寺市,府中市,小金井市,国立市」となっており、さらに大学のパンフレットで「農学部 アントロポセン」の頁が開かれていることからみて、府中にキャンパスのある東京農工大農学部に入学したことは間違い無い。...と思って検索したら、すでにたくさんの関連記事がネット上で公開されていることが分かった。

 このほか、これは民放なのでやむを得ないところもあるが、放送の途中で、この映画と全く同じキャラが登場するアニメCMが挿入されており、最初はストーリーの一部なのかCMなのか分からないところがあった。【上記の、「世界はあっという間に変わってしまった。もうもとの世界に戻ることはないのかもしれない。...」も映画の一部なのかCMなのか不明。】

 ま、いろいろ書いたが、とにかく、いまのコロナ禍にマッチした映画であると言えるだろう。