じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 新年早々、Windows10のブルー画面が現れた。この画面は、大規模アップロードのあとにしばしば見かけるが、セキュリティ上必要な更新であったのか、単なる自社製品への導入を意図したものかよく分からないところがあり、いつも不快になる。
  • 【画面1】「セットアップを完了しよう」となっているが、6つの項目いずれも私には関係がない。しかし、「キャンセル」ボタンは設定されておらず、「3日後に通知する」か「続行」か、いずれかを選ばざるを得ない。
  • 【画面2】この画面では自社製品の「マイクロソフトEdge」をデフォルトにするように誘導されているが、セキュリティ上、必要な設定ではなく、自社製品を押しつけているような印象を受ける。このこともあって、私は、意地でも「マイクロソフトEdge」は使わないようにしている。
  • 【画面3】「AndroidまたはiPhoneをこのPCにリンクする」とあるが、私はスマホを持っていないのでまったく関係無い。
  • 【画面4】「Microsoft365の使用開始から1年間は50%の割引が適用されます」とあるが、これはセキュリティ上の設定とは全く関係のない自社製品の宣伝にすぎない。ちなみに私はジャストシステムユーザーであり、Office系のソフトは現役時代に購入した2013が最新版となっている。退職後は、オンライン授業の教材作成のためにPowerPointを使う以外はすべてジャストシステムの互換版で代用している。授業担当も長くてあと2年なので(70歳までしか担当できない)、今後、Office系に頼ることは無さそう。
 なお、以前、セキュリティ対策と称して、Adobeの「Adobe Flash Player」や無償のPDFリーダーのアップデートメッセージが頻繁に表示されたことがあったが、これらも、更新作業の途中で、別のソフトのインストールにデフォルトでチェックが入っていたり、アップデート完了時に自社製品の宣伝画面が現れたりして不快に感じたことがあった。しかしこちらのほうは、FirefoxやGoogleChromeの中にPDFリーダーが組み込まれたことで、最近は全く遭遇しなくなった。

 ま、私だけの感覚かもしれないが、私は、セキュリティ上必要だという名目で自社製品の宣伝や導入を図るというのは、卑怯な手口だと思っている。【唐突だが】運転免許の更新手続の際に、交通安全協会の会費を機械的に徴収しようというのも同様であり、更新手続に必要ないことを強要されると反発して誰が払うもんか、という気持ちになる。

2021年1月5日(火)




【小さな話題】3DCG技術の進歩

 12月30日に放送された3DCG作品のアーヤと魔女を、夕食時やパソコン作業中に、録画再生で、少しずつ観ている。私は、1つの作品を最後まで一気に観ることが殆どなく、退屈な内容の場合は途中で観るのを止めてしまうことも少なくないのだが、この作品に関しては今のところ半分くらいまで見続けており、何とか結末までたどり着けそうな印象であった。

 この作品は、スタジオジブリ初の全編3DCG作品であるという。ウィキペディアによれば、3DCGは、正式には3次元コンピュータグラフィックスの略であるという。
 3DCG自体はゲーム画面でも目にしたことがあったが、映画として観たのは、シュレックが最初ではなかったかと思う。もっともこれは3DCGではなく、「フルCGアニメ」に分類されているらしい。直近で観たのはSTAND BY ME ドラえもんであったが、そのリアルさに驚かされた。

 かつて、ファイナルファンタジー (映画)が制作されたころには、3DCGが進歩すると、生身の俳優たちはいずれ失業するのではないかという見方もあった。ファイナルファンタジーは興行的に大失敗であったが、最近の精巧な3DCGを観ていると、少なくともいくつかのジャンル、具体的には、SFファンタジー、冒険モノ、魔法使い、怪獣映画などでは、生身の俳優が3DCGのキャラにとって代わられる可能性は高いように思われる。
 もっとも、ラブストーリー、ラブコメ、あるいは歴史物、偉人伝などは、まだまだ、3DCGでは限界があり、生身の俳優でないと演じられないように思われる。

 映画ではないが、テレビのニュースや気象情報などは、生身のアナウンサーの代わりに3DCGでも役割を果たせるように思う。大学の授業もひょっとして生身の教員からCG教員に代わるかもしれないが、今のところ、3DCGのオンライン教材を作るよりは、生身の教員本人が直接登場して講義を行ったほうが手間は省けるし、双方向が確保できることは間違いない。