じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 低脂肪牛乳(もしくは低脂肪乳)でヨーグルトを自家生産する方法を模索しているが(前回の記事は12月7日)、ネットの情報を頼りに、低脂肪牛乳にスキムミルクを加える方法を試したところ、かなり良い結果が得られることが分かった。但し、酸味が強い割にあまり固まっていない。新たに開発した方法は以下の通り。
  1. ミキサーに100ミリリットルほどの水を先に入れて、スキムミルク粉末を加えてよく混ぜる(スキムミルク粉末を先に入れると、ミキサーの底に固まってしまう恐れがあり要注意)。
  2. 1.をコップに移し替えてレンジで殺菌する。
  3. 低脂肪牛乳パックを空けて150ミリリットルほどの牛乳をミキサーに移し、その日のヨーグルトジュースを作る(ミキサーの中にはスキムミルクが固まって残っている場合があるがそのまま混ぜると溶け出すので、ミキサーを洗う手間が省ける)。
  4. 低脂肪牛乳パックの中に、2.で殺菌したスキムミルクと、前回作ったヨーグルトの一部を加える。必要に応じて、飲むヨーグルト小瓶から新しい乳酸菌を追加する。
  5. ヨーグルトメーカーで43℃、13時間温める。





2020年12月24日(木)




【連載】「刺激、操作、機能、条件、要因、文脈」をどう区別するか?(43)杉山尚子先生の講演(8)佐藤方哉先生の研究(2)

 昨日に続いて
●佐藤方哉 (1993).刺激性制御研究の30年. 慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要, 36,89-100.

について、三項随伴性と関連づけながら考察させていただく。なお、この論文はネットでも無料で閲覧できるが、私のところには佐藤先生から直接いただいた別刷が残っている。

 さて、この論文では1993年の時点から、当時の学習心理学における刺激性制御の取り扱い状況や、引用されている文献の数などが概観されている。そして、「行動分析学をさらに発展させるためには,私の研究テーマであった刺激性制御の問題を,広い視野をもって系統だてて理論的および実験的に分析することが必要である……」と書いたが,ここでいう「広い視野をもって」とは, 「行動分析学の枠組のなかで刺激性制御の及ぶ射程範囲をできるだけ広く見渡して」という意味であると説いておられた。
 論文ではさらに、
刺激性制御とは,一言でいうならば弁別刺激によるオペラント行動の制御である。これまでは,弁別刺激をせいぜいSとSΔに分けるくらいであったが,私の枠組では,弁別刺激をまず<反応内弁別刺激>と<反応外弁別刺激>に大別し,さらに前者は<反応規定性弁別刺激>と<連銀内弁別刺激>に,後者は<機会設定性弁別刺激>と<反応直示性弁別刺激>に分類している。また,別の基準から,弁別刺激を<非転移性弁別刺激>と<転移性弁別刺激>にも分類している。
というように、細かい分類が行われている。興味深いのは、何らかのオペラント反応が継続して生じるためには、それなしでは遂行が不可能となるような弁別刺激を想定していることである。この考えから言えば、「行動随伴性」の立場である「オペラント反応は弁別刺激が無くても自発される」という主張は成り立たなくなるようにも思われる。

 この分類は、弁別刺激にとどまるものではない。強化随伴性については、「自成的随伴性」、「自然的随伴性」、「社会的随伴性」、「偶発的随伴性」の4通り、オペラントについては、「直接オペラント」と「間接オペラント」に大別されたあと、「間接オペラント」はさらに、「観察オペラント」、「信号オペラント」、「信号作成オペラント」、「私的信号作成オペラント」などに細かく分類されている。


 不定期ながら次回に続く。