じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 宵の西空に輝く木星と土星(木星の左上)。アストロアーツによれば、木星と土星は12月21日に0.1°(正確には12月21日の22時32分に、0°06′)最接近となる。このような木星と土星の大接近は2080年まで起こらないというから私の人生ではこれが最後のチャンスとなる。
 なお、ここでいう最接近というのは、地球から斜めに見た時に木星と土星が同じ方向に見えるという意味であり、木星と土星の間の間隔が最も短くなるというわけではない。また、アストロアーツの図では、土星が木星の近くを左上から右下方向に移動するように描かれているが、じっさいには地球の公転により、土星より内側の軌道にある木星のほうが見かけ上ゆっくり動いているように見えるためと思われる(例えば、バスの右側の窓から手前の電柱と後ろのビルを眺めていると、電柱の左側にあったビルはバスが動くにつれて右側のほうに移動していく。電柱が木星、後ろのビルが土星と考えれば納得できる)。

2020年11月29日(日)



【小さな話題】スマホ持たずに隠居生活は送れるか?

 このWeb日記で何度も書いているように、私はスマホを持っていない。そもそも、ウォーキング以外には外を出歩く機会が全くないので、そういうものを携帯する機会が無い。どうしても電話が必要な時は自宅の固定電話を使えるし、遠方に済む孫たちの家とは、パソコン経由のLINEで交信ができる。
 スマホとは言えないが、WindowsMobileのタブレットがあり、妻の実家に帰省した時などはそのテザリング機能を使って、ノートパソコンをインターネットに繋いでいる。このタブレットには、通話機能無しのSIMカードを装着しており、月間の料金は税別で900円となっている。

 しかし、最近、スマホを使えないことの不便さをいろいろ感じることになった。

 まず、昨年9月から、上記のタブレットでLINEの交信ができなくなった(2019年9月20日の日記参照)。これに加えて、別のパソコンからLINEを使おうとするとスマホ認証を求められる。なので、いますでに登録しているパソコンが壊れると、別のパソコンから同じIDでLINEを使うことができなくなってしまう。

 このほか、いくつかのネット会員の登録や、何かの支払いでも、スマホ認証や、スマホ専用のアプリが必須となる場合がある。また、スマホ決済特典も全く受けられない。

 直近で戸惑ったのは、行動分析学関連の対談の参加費の支払いであった。リンク先の案内によれば、支払い方法は、クレジットカード、コンビニ/ATM、PayPalの3通りがあるが、PayPalはどう見てもスマホ決済なので論外。ということでクレジットカードで支払いをしようと思ったが、途中まで手続を進めたところ、どうやら認証のアプリをスマホでダウンロードしなければ使えないことが分かった。ということで残るコンビニ決済を選んだが、この方法では手数料が220円余計にかかるほか、申込時に送られてくる二次元バーコードを印刷してコンビニの専用端末で読み込ませた上に現金を支払い、チケットをもらうという厄介な手続をしなければならないことが分かった(本日、コンビニまで支払いに行く予定だが、うまくいくかどうか分からない)。

 また、現在受付中のマイナポイントでも、スマホを所有していなかったために、大手クレジットカードとのリンクができなかったこともあった(←これは結局、スマホ無しに登録できるWAONにリンク)。

 現役時代からもっぱらデスクトップパソコンでネットを利用していた私にとっては、大画面のモニターと、多機能のキーボードやマウスによる入力・操作のほうが遙かに便利。いっぽうスマホのような小画面は、そもそも老眼でよく見えないし、指先の操作では器用なこともできない。といっても、この先1年以内には、高齢者向けの簡単スマホを、認証・支払い専用のために購入する必要が出てくるかもしれない。私個人にとっては、スマホ普及により、ますます不便で面倒な生活を強いられるようになってきた。