じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 妻が大量に持ち帰ってきた紫蘇ジュースの一部を利用して寒天ゼリーを作ってみた。当初は、寒天の粉をポットのお湯で溶かしてジュースを混ぜてみたが全く固まらない。説明書をよく読むと、どうやら2分程度沸騰させないと融けないようでやり直したところやっと固まった。
 寒天ゼリーは小学校6年の頃、夏休み自由課題でカビの繁殖条件の比較実験を行った時に、培地として作ったことがあり、55年ぶりとなった。当時、寒天と言えば、棒状のものが束で売られており、いったん熱湯で埃やゴミを落としてから、適当にちぎって煮て融かした記憶があった。

2020年8月25日(火)



【小さな話題】最近観たドラマと映画

 以下、ネタバレ満載。
  • 大江戸もものけ物語
     7月17日から8月14日まで放送された。7月22日にも書いたが、「ビジュアルな面ではかなり迫力があったものの、ストーリーとしてはイマイチ。」というのが率直な感想。

     「視聴率が高ければ続編も」という設定になっているように思われたが、旗本の家や寺子屋が舞台を固定する限り、どうしてもマンネリ化してしまう。新しい妖怪を登場させるには、舞台をいろいろな場所に変えていく必要がある。このさい、おようは一旦退いていただき、新海一馬が天の邪鬼、猫又、河童を引き連れて旅に出て、旅先で未知の妖怪に出会うという展開にすれば長続きすると思われるが、それでは西遊記の二番煎じになってしまいそう。そういう点ではアニメの「ゲゲゲの鬼太郎」はよく出来ていて、毎回、飽きさせない展開になっていた。

  • アビス・完全版

     8月24日に、BSプレミアムで放送していた。172分と長いため、早回しで部分的にしか観ていない。地球人同士の争いに愛想をつかした深海人が、地球人に警告を発し、今回は許してやったというような展開だと思うが、こういう展開だったら、宇宙大作戦の50分もので十分という気もする。また、深海ものというのは全体に暗くて、アバターのような絶景や奇景が現れないところも、映画としての魅力にかけていたように感じた。

  • すぐ死ぬんだから

     ウィキペディアによれば、内館牧子執筆の「お洒落に気づかい加齢に抗って生きる78歳の女性を主人公に、いかにして品格のある老後を迎えるかを描いた「終活」小説」をドラマ化したもので全5回となっている。
     ちなみに三田佳子さんが登場する作品を観たのは、映画「漂流教室」以来である。漂流教室では思春期の息子をかかえる母親役を演じていたが、今回は、実年齢ぴったりの78歳のおばあちゃん役として登場された。

     第1回目は、高齢者の日常生活としてはありがちな展開となった。別段、奇蹟がおこるわけでもない。加齢にともなって想定される事態に対して、どう対応していくのかが見どころとも言える。

     私自身も65+α歳というなかで、まさに似たような事象に直面しつつある。そういう意味では、「同世代映画」として今後の展開に興味が持たれる。【8月11日にも書いたが、「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」のような映画は、もはや私には世代が違いすぎてトキメキに至らない。】