じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 6月19日の日記で、「韓国ドラマばかりの衛星放送」という話題を取り上げたが、その傾向は相変わらず続いているようだ。朝8時台から17時台までに放送されている韓国ドラマは、6月19日時点では9本、7月20日時点では10本となっており、その気になれば、朝8時30分から夕方17時まで、ほぼすべて、韓国ドラマ視聴だけで過ごすことができる。
 前にも述べたように、韓国ドラマが多いこと自体については特に意見は無いが、もっと日本のドラマが増えて、海外でも視聴されるようになることは期待している。
 なお、先日NHK-BSで始まった大江戸もものけ物語の1回目を視聴したが、うーむ、ビジュアルな面ではかなり迫力があったものの、ストーリーとしてはイマイチ。幽霊が登場するドラマとしては、韓国ドラマの「アラン使道伝」があるが、こちらのほうは謎解きの面白さがあり、ぜひとも続きを視たいという内容構成になっていた。【2014年6月6日に関連記事あり】

2020年7月22日(水)



【連載】サイエンスZERO「“withコロナ時代”に いまこそ知りたいウイルスの正体」(2)増殖力、免疫力、潜伏感染

 昨日に続いて、

“withコロナ時代”に いまこそ知りたいウイルスの正体

の感想と考察。

 番組では続いてウイルスの毒性について説明された。毒性の強さはいろいろな部分で決まるが、1つの要因は増殖力であり、例えばインフルエンザウイルスの場合は24時間で100万倍に増殖することが知られている。但し、増殖力が強くて細胞が壊されるから病気が起こるというわけではない。のどの痛みや発熱はほとんど人間側の免疫の反応による。

 このことを含めて、ウイルスの怖さを決める要素としては少なくとも4つがあるという。
  1. 増殖力
  2. 免疫の反応←発熱や咳、のどの痛み。免疫細胞が過剰に反応するとかえって重症化してしまう。
  3. 感染する部位
  4. 伝播力
 1.や2.に関しては、増殖力が弱く細胞にあまり悪さをしないようなウイルスの場合は、免疫系もある程度放っておいてくれるという。一例としては、脳に感染するボルナウイルスというのがある。脳に感染するが、実際は増殖力が低く、しかも細胞を破壊しないという。また、JCウイルスは多くの人の腎臓に感染するが、免疫力が落ちていなければ症状は出ないと説明された(ウィキペディアによると、健常人の70%に抗体が認められるという)。

 番組では取り上げられていなかったが、上記のような潜伏感染の代表例としては、ヘルペスウイルスが知られているようだ。リンク先によれば、
ヘルペスウイルスでは体表面に感染したウイルスが増殖したのちに神経節に上行して潜伏し、潜伏感染となる。この状態では新しいウイルスは作られず、また抗ウイルス薬なども無効である。宿主の免疫低下に伴って再活性化し、初感染した部位の近傍に病巣を発症する。
と記されている。私の場合も、そろそろヘルペスウイルスが暴れ出しそうな年齢となっており、健康管理に気をつけているところだ。

 次回に続く。