じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 新型コロナウイルス緊急事態宣言延長に伴い、岡大でも活動制限指針が延長された。これを受けて図書館の閉鎖も延長、また5月6日まで休業を決めていた岡大生協の各店舗は、「5月7日から当面の期間、休業」を延長することになった。
 ところでこのコロナ自粛に関連して「当面の間」という表示を目にすることが多くなった。その一方「当分の間」は少ないように思われる。ネットで調べたところ、
  • HiNative
    「当分」は「しばらく」とほぼ同じ意味で、これから続くという意味を含みます。 それに対し、「当面」は現在から近い未来までの間を表す言葉で、暫定的であるという意味を含みます。
    よって、一般には「当分」のほうが「当面」よりも長い時間を示します。
    「当分」と「当分の間」は同じで、「当面」と「当面のところ」も同じ意味だと考えて良いと思います。
  • NHK:放送研究と調査 2012年9月
    • 「当面の間」は,「『当分の間』と『当面』の混交表現で誤用だ」,「いや誤用とは言えない」という両方の意見がある。
    • このころの省庁や自治体などの文書にも「当面の間」が多く登場する。たとえば,厚生労働省,経済産業省,環境省の連名による去年5月の文書に「避難区域及び計画的避難区域の災害廃棄物については,当面の間,移動及び処分は行わない」という文がある。また,計画停電に関連し,金融機関のお知らせには「当面の間,ATMコーナーの営業時間を短縮します」という表現がたびたび登場した。いつまで続くか,現時点では判断できないという戸惑いがにじむ。「当面」は「今のところ」,「さしあたり」という意味を含む。「当面,問題はなさそうだ」「当面,人員は足りている」といった使い方をする。一方,「当分」「当分の間」は「当分,家へは帰れない」「当分の間,入院することになった」のようにある程度長い時間がかかる場合に用いられる。

    といった説明がなされていた【改行等、一部改変あり】
     今回の新型コロナウイルス対策の場合は、休業・閉館等の解除がいつになるのかは極めて不確定的であるゆえ、「再開は状況しだい」という意味を込めて「当面の間」のほうがよく使われているのだろう。

2020年5月08日(金)



【小さな話題】「じぶん更新日記」執筆開始23周年(3)「更新」から「持続」へ

 例年、5月上旬に「執筆開始○○周年」というネタを取り上げている。執筆量はその年によって異なるが、概ね、
  1. ○○周年を迎えたことについての所感
  2. 「ご長寿日記」読み日記
  3. 今後の執筆方針
という三部構成になることが多い。ということで今年もまた、連載の最後は「3.今後の執筆方針」で締めくくることになる。

 さて、この日記の「じぶん更新」というヘンテコなタイトルは、もともと、「日々じぶんを更新する」という趣旨で名づけたものであったが、定年退職から丸2年、「日々更新」ではなく「日々高齢化」を重ねていくなかでは、じぶんをアップデート、アップグレードしていくことは殆ど困難になってきた。昨年の日記
ダウンサイジングに徹底し、機能をシンプルにすることで不具合を起こりにくくすることが今後の課題になるかと思う。そういう意味では、断捨離もアップデートの1つ。
と述べたように、今後の「更新」は、機能の複雑化高性能化ではなく、シンプルかつ耐用性を重視する方向に向かっていくであろう。

 さらに言えば、これからは、「昨日と違う自分をつくる」という「じぶん更新」よりも、「昨日と同じ自分がここにある」ことを当たり前と思わず、日常の普通の生活の中に意義を見出していくことも大切になってきているように思う。

 じっさい、今のようなご時世では、夜寝ている間に新型コロナウイルス感染が発症し、翌朝にはすでに重症化していることだって、あり得ない話ではなくなってきた。逆に言えば、毎朝目が覚めた時には、まずは自分の健康状態が昨日と同じであったことに安堵し、感謝をするべきであろう。これはコロナ終息後も同様。いずれ慢性的な病気を患うようになれば、健康体への快復よりも、現状をこれ以上悪化させないという意味で、「昨日と同じであることを願う」ようになるだろう。

 ということで、今後は、しだいに、「じぶんの更新」から「じぶんの持続」に関心を向ける執筆内容になるものと思う。