じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 世界三大黄金像の1つとして長谷川が勝手に選定した岡山の大黒天像。マスクをつけるとこうなる?
 ちなみに、金曜日の朝、ここのスーパーに買い出しに出かけたが、店内の40〜50人のお客の中でマスクを付けていないのは、高齢男性2名と中高年女性1名、合計3名だけで、着用率は少なめに見積もっても90%以上であった。私も店内ではマスクを着用している。

2020年4月26日(日)



【小さな話題】「ステイホーム」行動の強化と課題(その2)スーパーでの混雑緩和対策

 昨日の続き。

 各種報道によれば、スーパーや商店街では、感染拡大を防ぐため、
  1. 営業時間の短縮
  2. 曜日や時間による特売の禁止
  3. 買い物カゴの制限
  4. レジ待ちの列で間隔をあける工夫
  5. まとめ買い推奨
  6. 高齢者や障害者、妊婦らの専用の買い物時間帯の設定
  7. ID番号末尾が偶数の人は偶数日、奇数の人は奇数日のみ入店可能【シンガポールなどで実施】
などが実施、もしくは提案されているという。しかし、この中には逆効果と思われるもの、効果は期待できるが実施困難なもの、などがあり行動科学の観点から精査が必要であるように思う。

 まず、1.の営業時間の短縮だが、これは一部の電器店、ホームセンター、大都市圏の郵便局などですでに実施されているというが、なぜこれが感染拡大防止になるのかはイマイチわからない。同じ数のお客が来店するとなれば、営業時間が短ければ短いほど1時間あたりの入店者(利用者)が密になるはずだからだ。これは、地下鉄の減便措置についても言える。人件費などのコストの問題もあるが、密集を避けることを目ざすなら、できる限り「店内はガラガラ、車内はガラガラ」とするために、営業時間を長く、また電車の運行本数は増やすことのほうが望ましい。

 元のスーパーの話題に戻るが、行動分析学的に言えば、問題行動の罰的な統制ではなく、望ましい行動をいかに強化子(好子)出現により強化するのかを検討することが最も有効な感染防止策となる。

 そういう意味で考えられるのは、各スーパーが採用しているポイントカード(全国規模のカードを含む)の活用である。但し、ここが一番大切なことだが、「カード記載のID番号末尾が偶数の人は偶数日、奇数の人は奇数日のみ入店可能」というような統制ではなく、単純に、

●カード番号の末尾が偶数の人は、偶数日に来店すれば10倍ポイント、カード番号の末尾が奇数の人は、奇数日に来店すれば10倍ポイント

というように、ポイント付与日を半々に切り分けることである。偶数の人が奇数日に来店しても買い物はできるのだが、ポイントはつかない。これを一週間程度実施すれば、それぞれポイントが貰える日のみに来店するようになるはずだ。

 なお上記はカード番号の末尾としたが、カードを「赤、黄、青」というように色分けしておいて、3日サイクルで、特定の色のカードの人だけポイントを付与するということもできる(今からカードを作り直すのは難しいが、カードにシールを貼ればすぐに対応できるはずだ。)




 このほか、買い物回数を減らすためにはまとめ買いの推奨が有効だが、これも呼びかけるだけでは効果が期待できない。一度に2000円以上買い上げなら5%引き、3000円以上買い上げなら10%引きというように、買い物金額に応じて割引率を上げれば、多くの人はまとめ買いをするだろう。ちなみにこういう提案をすると、徒歩で買い物に来る高齢者は一度にそんなに買えないという声も出てくるだろうが、そこは、無料配達サービスの充実で補ってもらいたいところだ。