じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 西チベットのホテルの客室には2箇所を除いてテレビが設置されていたが、本体またはリモコンで電源を入れるとワケのわからんメニュー画面が現れ、電波受信によるテレビ放送を視ることが殆どできなかった。
 客室で時間があった時にいろいろ試してみたが、どうやら、パソコン用ディスプレイとDVDデッキ(BDデッキ)をHDMIで繋いでテレビ番組を視聴する仕組と似ていることが分かってきた。じっさい、西チベットのホテルの客室にはたいがい2個のリモコンが置いてある。推測するに、これらは、
  1. ディスプレイ用のリモコン:入力の選択(HDMI、RGB、USBなど)、音声や画像調整に使用。
  2. チューナーもしくはVODの選択
よって、まず2.の電源をonにしたあとで1.の入力選択によりメニュー画面を表示させ、2.のリモコンを使ってテレビ(電波受信)を選択すればテレビが視られることが分かった。
 さらにいろいろ試したところ、メニュー画面の中の「衛視」を選択すればよいことが分かったが、どこにも「衛視」という選択肢が表示されていない場合はどうしてよいか分からずじまいであった。
 写真下は「衛視」に成功したあとに視聴した映画【VODではなく電波で放送されていたTV映画】。途中で、前にも視たことがあると気づいたが、案の定ファイナルファンタジーの映画であった。あの映画は興行的には大失敗したと言われているが、3Dアートを発展させた点での貢献は大きい。ミシディアやミストの村などの明るい雰囲気を取り入れ、ストーリーももっとファンタジックなものにしていれば大ヒットしたのではないかと悔やまれる映画であった。


2019年9月26日(木)



【連載】

チコちゃんに叱られる!民謡の「ハァ〜」

 昨日に続いて9月20日放送の、チコちゃんに叱られる!の話題。本日は、
  1. なんでハンカチは正方形なの?
  2. 民謡の「ハァ〜」ってなに?
  3. なんでラジオ体操には第1と第2があるの?
  4. なんでボタンを見ると押すものだと思うの?
という4つの話題のうち、2.の、民謡の「ハァ〜」について考察する。番組では「時間稼ぎ」が正解とされていた。民謡はもともと即興で歌われていたため、次に歌う人が歌詞を考えるための時間稼ぎとして「ハァ〜」と発声したというような説明であり、まあ、そんなところだろうなあという感想。このほか、「次は私が歌う」と注目をひく効果も指摘されていたが、これは、会話の最中に「えーと」とか「あのー」と発声する効果【9月22日の日記参照】とよく似ているように思われた。

 単に時間稼ぎであるなら、「え〜」や「う〜」と発声してもよいはず。ほかにも「ヘェ〜」とか「ホォ〜」でもよいはずだ。番組では、発音しやすく、明確で力強いといった特徴から「ハァ〜」になったというように説明されていたが、他にも多様な原因があるように思う。例えば、英語では親しい間柄では「ハイ」より「ヘイ」が使われるという【こちらに関連記事あり。

 また、笑い声は、「ハッハッハッ」は普通の笑いだが、「ヒッヒッヒッ」は悪い印象、「フッフッフッ」は含み笑い、「ヘッヘッヘッ」は照れ笑い、「ホッホッホッ」は上層階級の女性の上品な笑いを表現する時に用いられることが多いように思われる。

 専門的なことは分からないが、それぞれの言語特有の語感のほか、人類共通の音声感のようなものがあるような気がする。

 次回に続く。