じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



04月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

 北九州で見かけた児童公園。少子高齢化のせいか、遊ぶ子どもたちの姿はなく、ベンチも鉄棒も雑草に覆われていた。

2019年4月28日(日)




【小さな話題】チコちゃんに叱られる!「タコスミ」、「K2」、「ティーカップのお皿」

 昨日に続いて、4月26日放送のNHK 「チコちゃんに叱られる!」の話題。本日は、残りの3つについて取り上げることにしたい。
  • なぜイカスミは食べるのに、タコスミは食べないの?
     タコスミは取り出しにくく商品化しにくいというのが直接的な理由のようだが、その背景にある外敵の目を眩ますための方法の違いがまことに興味深い。すなわち、外敵に襲われた時に、イカはネバネバの墨を放出する。これが海中でイカの「分身」となり、外的な分身のほうを口に入れているすきに逃げることができる。いっぽうタコのほうは、サラサラの墨を放出することにより海中に煙幕を作る。これによって外敵の目を眩まして岩陰などに隠れる。要するに、イカは猛スピードで逃げられるが、タコのほうはそんなにスピードは出ないので逃げるよりも隠れる行動によって自分の身を守る。進化の過程では、サラサラの煙幕を出すイカや、ネバネバの分身を出すタコもいたかもしれないが、うまく逃げられずに子孫を残せなかった。結果的にネバネバの分身を出すイカと、サラサラの煙幕を出すタコが生き残り、繁殖していったと考えてよいだろう。

     それはそれとして、墨を放出するという逃避手段が、なぜイカとタコだけに備わったのかという点は依然として疑問のままであった。

  • 「世界で2番目に高い山は?」
     4月8日の日記で「日本で2番目に高い山は?」という話題を取り上げた時にも言及したが、こういうクイズは、山好きの人にとっては当たり前すぎてクイズに値しない一方、山に全く関心の無い人にとってはどうでもいい話題となるのだろう。

     ちなみに、私自身は、山麓からK2を眺めたことは一度も無い。バルトロ氷河のトレッキングツアーも毎年募集されているが、長期間のテント泊や、パキスタンの治安などを考えると、そこまでリスクをおかして見に行こうという気にはならない。
     なお、かつてパキスタン航空のイスラマバードから北京方面に向かう便に乗れば、機上からK2が見えるらしいという「神話」があった。私自身も、搭乗中、ひときわ高く、K2の形によく似た山を見たことがあった。客室乗務員もあれはK2だと言っていたので間違いないと思っていたが、添乗員さんや、高所登山に詳しい人は、あれはK2ではないと指摘しておりいまだにどちらとも判断できない。ま、「神話」のままにしておいて、「自分はK2を見たことがある」と思い込んでいたほうがハッピーであるという気もする。

  • なぜティーカップにはお皿がついてるの?
     この疑問の正解は「カップがポットで、お皿がカップだったから」というものであった。かつて紅茶が輸入されていた頃、イギリス、オランダ、ポルトガルがアジアとの貿易で覇権争いをしていたが、ティーポットが輸入できなかったイギリスやオランダでは、カップに葉を入れてお湯を注ぎ、葉っぱを沈めた状態でお皿に液体部分だけを注いで飲むという方法が広まり、これが、ティーカップにお皿をつけるという習慣になったというような話であった。

     しかし、カップに葉を入れてお湯を注ぎ、葉を沈めた状態でカップからお茶を飲むという方法は中国では一般的であり、ヨーロッパ人であるからといってわざわざポット代わりにカップを使わなければ飲めないというほど飲みにくいことはないように思う。

     また、今回の説明は紅茶を飲む場合には当てはまるとしても、コーヒーを飲む時にも同じようにお皿がついてくることの説明にはならない。けっきょく、過去の経緯はどうあれ、紅茶やコーヒーを飲む時のお皿は、
    • スプーンや角砂糖などを載せやすい。
    • コップが揺れてこぼれた時も、お皿があればテーブルを汚さなくて済む。
    といった理由から、こんにちにおいても使われ続けていると考えたほうが納得できるように思う。