じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 TV東京系の「朝ダネ!」によれば、4月15日は、ヘリコプターの原理を考案した、レオナルド・ダ・ビンチの誕生日(1452年4月15日)にちなんで「ヘリコプターの日」になっているという。
 私自身は、人生で3回、ヘリコプターに搭乗したことがある。最初に乗ったのは、2010年、南部アフリカ観光の際、ビクトリアの滝上空を遊覧【写真】。2回目と3回目は2018年、キルギス・南イニルチェク氷河ベースキャンプまでの往復であった(往路と帰路で計2回)。
 この先、観光目的でヘリに搭乗する計画はない。今後は、災害や遭難などでヘリの厄介にならぬよう願いたいところだ。

2019年4月14日(日)




【小さな話題】チコちゃんに叱られる!「日本で2番目に大きい湖は?」/湖と湾の違い

 4月12日放送のNHKチコちゃんに叱られる?の感想。本日はその中の3番目の疑問、

●「日本で2番目に大きい湖は?」

について。

 4月8日の「日本で2番目に高い山は?」と同様、私には、なんでこんな当たり前のことが疑問に挙げられるのか、そちらのほうが驚きであった。 もっとも、霞ヶ浦が日本第二位になったのは、八郎潟が干拓された後のことであった。八郎潟干拓は1957年着工、1964年完了であるため、1952年生まれの私にとってはちょうど小学生の頃であり、社会の授業でしばしば話題になった。その際、八郎潟が干拓されたことで霞ヶ浦が日本第二位になったという話は何度か聞いたことがあった。

 もっとも、霞ヶ浦の周辺は交通の便が悪く、旅行好きの私ではあるが霞ヶ浦を直接目にしたのは、常磐線の土浦で途中下車した時の一度のみであった。またウィキペディアによると、霞ヶ浦というのは、
  • 西浦(172km2
  • 北浦(36km2
  • 外浪逆浦(6km2
  • 常陸利根川(6km2
の総称であるようで、私が思っていた霞ヶ浦はその中の西浦と呼ばれる部分であった。【但し、日本の湖沼の面積順の一覧では、西浦のみを霞ヶ浦の面積として挙げていた。】




 「日本で2番目に大きい湖は?」という疑問がどの程度の難易度であるのかは世代や住んでいる場所によって違ってくるとは思うが、もし、「世界で2番目に大きい湖は?」というクイズであれば、正解率はかなり下がると思う。

 こちらのリストによれば、世界一広いのはもちろんカスピ海、でもって第二位はスペリオル湖とされていた。但し、同じ五大湖のうちのヒューロン湖とミシガン湖は海峡でつながっており、合計するとスペリオル湖より広くなる。ちなみに入試対策としては「墨でひゅーっと絵を描く」とか「隅冷えおった」とか語呂合わせで覚える方法があるようだ。




 湖と言えば、以前、長崎県・長与町に住んでいた時に、大村湾はなぜ湖でないのか、もし海とつながっているのは湖ではなく湾であるというなら、浜名湖やサロマ湖はなぜ湾ではないのかということに疑問を持ったことがあった。

 こうした疑問はネット上でも挙げられているが、一般論として海につながっている場合は湾、つながっていない場合は湖であるが、汽水湖の概念や、歴史的背景、掘削工事などもあって一概には分けられないようであった。法律上は、湖のほとんどは河川、琵琶湖も霞ヶ浦も一級河川であったはずだ。

 いっぽうについては、
海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)10条の規定するところでは、「湾」とは湾口(湾の入り口となる部分)の幅に比べ奥行きが十分に深く、湾口に引いた直線を直径とする半円の面積よりも湾入部の水域が広いものとされる(2項)。また湾が単一の国に属し湾口幅が24海里以内であるときには、その湾内を内水として扱い、湾口に引いた直線を領海の基線とすることも定められている(4項)。ただし、この規定を満たさずとも古くから単一の国が主権を行使してきた湾を「歴史的湾」として内水とみなすことも定められている(6項)。しかしこの例外規定を巡っては、リビアのシドラ湾、ロシアのピョートル大帝湾など、歴史的湾であるか否かの主張対立が国際紛争の火種となることもしばしばである。

この「奥行きが十分にあり、半円より広い」という定義は国際条約上だけでなく一般的にも使われているが、やはり定義を満たさなくとも、土佐湾、若狭湾のように古くから湾と認められているものもある。またサロマ湖のように、実質的に湾と差がなくとも「湖」とされる水域もある。
という記述があった。じっさい、土佐湾などはどう見ても、太平洋に直接面しているように見える。