じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 昨日に続いて、旧・京山タワーに太陽が部分的に重なる「京山・部分日食現象」の写真。この日は、部分日食のあとの最初の月を眺めることができた(月齢は2.3)。

 ちなみに、月入りと旧・京山タワーが重なる「京山・月食現象」は一度も見たことがない。理由は、
  • 日没は夕刻の時間帯なので、晴れていて時間の都合がつけば毎日でも眺められるが、月入りは24時間、真夜中や真昼間になることもあるため、なかなか時間が合わない。
  • 日中の月入りは太陽が出ているので観測困難。
  • 日没は薄曇りでも見えるが、太陽より暗い月のほうは薄雲やもやがかかっていると見えない。
  • 日没の方位は日々少しずつ移動していくが、月入りの方位は月自体が地球の周りを回りながら日々大きく移動していくため、ピッタリ重なるタイミングが限られている。
などによる。

2019年1月9日(水)



【連載】

チコちゃんに叱られる!「マイク、クリスマス・イブ、ノックの回数、プッシュホンの井桁とスターマーク」

 12月21日に放送された「チコちゃんに叱られる!#32」を録画再生で視た。

 前半ではまず、「歌うときに、マイクを持たない手を動かすのはなぜ?」という疑問から始まった。

 理由は、「マイクを持つと、歌が下手になるから」で、詳しくは、
  • 口元でマイクを持つと、肩の周りがロックされた状態になり、筋肉の収縮が低下。これにより肺に取り込まれる空気が減るため声量が減って、高い音が出にくくなる、
  • マイクを持っていない手を動かすと、動かした手の側の肺を120%ほどまで膨らませることができるため大きな声を出せるようになる。
というようなしくみであるようだ。

 私自身は一切歌を歌わないが、マイクを持って大教室で講義をする場合と、小教室でマイク無しで講義や演習をする場合があり違いを感じたことがある。私自身の場合は、地声だけだと声を張り上げる時にエネルギーを使うし喉を傷める恐れがあり、また、マイクがあったほうがスラスラと考えを述べることができ、明らかにマイクのあったほうがやりやすいように思う。

 また、マイクにはワイヤレスと有線型があるが、ワイヤレスのほうが教壇の左右の位置を移動したり、学生の座席のところに移動して答えてもらったりできるのでさらにやりやすい。

 いっぽうマイクを使わない授業では、手話のように両手を動かして話すこともある。いずれにせよ、本題の声の大きさとはあまり関係無さそうであった。

 続く疑問は「クリスマス・イブってなに?」で、正解は「クリスマス当日の夜(クリスマス当日の前の晩ではない)であった。これは、「教会暦の一日は日没から始まり日没に終わるためクリスマスは24日の日没から25日の日没までとなる。」によるものだというが、このことは今回初めて知った。

 なお、クリスマスが12月25日となっているのは、キリストの誕生日ではなく、キリストの誕生を祝う日として、後になってから定められた日であるということだった。12月25日になったのは西暦325年の会議で決まったためで、当時の暦では冬至の日が12月25日になっていたことに由来するらしい。

 このことで少々疑問に思ったのは、現行のグレゴリオ暦では冬至は12月21日から23日までで、12月25日が冬至になることは決してないという点である。おそらくユリウス暦の新年初日に由来しているのではないかと思われるが、詳しいことは分からない。

 番組途中の「チコの部屋」では、ノックの回数と、電話機の「#」と「*」ネタが取り上げられた。

 このうちドアをノックする時の回数は、
  • 2回ならトイレの空室確認
  • 3回なら親しい間柄
  • 4回なら目上の人とのビジネスシーン
という慣習があるとのことだったが、私自身はそんなことは全く知らなかったし、回数もたぶん2〜3回で固定していたと思う(4回もノックするのはしつこいように思う)。

 念のためネットで検索したところ、こちらこちらに詳しい解説があるが、番組画面で小文字で表示されていた「国際儀礼プロトコル」からの情報というのは出所がイマイチ曖昧であるように思った。

 もう1つは、プッシュホンの「#」と「*(正確には×と−の合成)」の話題。
 このうち、「#」が「シャープ」ではなく「井桁、もしくはスクエア」というのは全く知らなかった。もっとも、宅配や郵便再配達の時などには「シャープを押してください」と言われることはあっても「井桁を押してください」とは言われない。すでに「#」イコール「シャープ」で普通名詞化しているのではないだろうか。

 もう1つの「*」がアステリスクであることは知っていたが、こちらは番組での説明は不十分であるように思う。というのは、プッシュホンなどについているスターマークは、「×」と「−」を重ねた記号であり、「×」と「|」とを重ねたアステリスクとは字形が異なるからである。
 なおウィキペディアのリンク先によれば
多くの文字コードには存在せず、Unicodeにも長らく存在しなかったが、Unicode 5.1で使用可能となった。
液晶表示機能のついた携帯電話などでは「*」の文字を入力するとスターマークで表示するものが多い。 スマートフォンでも、スターマークが使われていたが、アンドロイドの通話アプリはアプリによりアスタリスクや五稜星を用いることも多く、iOS11から、標準の通話アプリでは、スターマークからアスタリスクに変更された。
とある。このWeb日記はシフトJISを標準としているため、スターマークは使用していない。

次回に続く。