じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 12月11日の朝の金星。天文年鑑によると金星は12月2日に最大光度マイナス4.7等、12月11日もマイナス4.6等。空気が澄んでいたこともあってひときわ明るく輝いていた。
 また、写真の中央下(やや左)には12月15日に西方最大離角となる水星が見えていた。明るさはマイナス0.2等前後。


2018年12月10日(月)



【小さな話題】

三県境と三国境

 12月4日のTV東京系番組「ありえへん∞世界」で、栃木・群馬・埼玉の三県境の話題が取り上げられていた。ウィキペディアリンク先にも記されているように、三県境は全国に48か所(和歌山県の飛び地との県境を含む)あるものの、基本的に山間部や川の中にあるため、平地にあるこの三県境は全国的にも珍しいということで、観光名所にもなっているという。

 都道府県は、海に囲まれた北海道と沖縄県を除けば、他府県と陸地で接しており、各所に三県境がある。といっても日本列島は細長く、海に接している部分が多いため、三県境の数は意外に少ない。48か所と言われる三県境すべてを踏破することもそれほど困難ではないように思われる。

 ネットで調べたところ、私の住む岡山県の場合は、「鳥取、兵庫」と「鳥取、広島」という2か所の三県境があった。このうち、「鳥取、広島」と接する三県境は標高1129mの三国山(みくにやま)の頂上となっていて、登山対象になっているようだ。「鳥取、兵庫」と接する三県境については北緯35度14分27.65秒、東経134度24分10.16秒の江浪峠北西側にあり、地図ではすぐ近くまで林道が延びているようだが登山対象にはなっていないようだ。
 なお、岡山にはもう1つ、因幡(いなば)、伯耆(ほうき)、美作(みまさか)の三国の境に三国山(みくにがせん)があるが、現在は2県の境となっている【こちらに登山記録があった。】

 全国の三県境の中には、Googleのストリートビューですぐ近くまで「行かれる」ところもある。また、いくつかの三県境もしくはその入口は写真で見ることができた(例えば、「鹿児島、熊本、宮崎」の三県境入口や、「大阪、京都、滋賀」の三国塚など)。

 三県境があるのと同様、国と国の間にも三国境というのがあるが、たいがいは有刺鉄線などが張り巡らされそう簡単には近づけない。もちろん私自身も到達したことは一度も無いが、三国境のすぐ近くを通過したことは何度かあった。記憶に残っている場所としては、 などがある。いずれも絶景だが、過去に紛争のあった地域も少なくない。

 今後行ってみたい場所としては、モンゴル西部(中国、ロシアとの三国境近く)があるが、僻地で人が集まりにくいため、ツアーとしてはなかなか催行されないようだ。今年はどうだろうか。