じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 定年退職時に研究室に残しておいた仕事机【写真上】が、粗大ゴミ臨時集積所に運び出されていたことが分かった。重すぎて私一人では運び出せないこともあり、この部屋を次に使用する教員に処分を委ねてそのまま残しておいたのだが、結局、廃棄されたようである。
 右側の細長い机はもともと工作台として使われていたもので、分厚い1枚板でできていた。耐震改修工事の一時移転後、上面にクロスを張ってメインの仕事机として使用していた。


2018年5月30日(水)


【小さな話題】

定年退職から2か月経過

 5月もあと1日。定年退職から2か月が経過した。

 この2ヶ月間にやったこととしては、
  1. ニュージーランド方面への旅行
  2. 4月上旬とGWに孫たちと一緒に遊ぶ
  3. 在職中にため込んだ各種書類、文献などの整理・廃棄
  4. 1965年以降に撮影したフィルム写真のデジタル化(専用スキャナにより、ネガからJPEG画像へ)
などがある。これまでのところはけっこう忙しく過ごしており、時間を持て余すことはない。

 このWeb日記でも何度か書いているが、上掲のうち4.の作業は新たな発見があって日々の楽しみの1つになっている。過去に撮影したフィルム写真は、大概はサービス判でプリントにしてアルバムに貼り付けただけになっているが、35ミリフィルムのネガ自体はもっと高画質になっていて、サービス判では気づかなかったような細かい部分が見えてくるところが面白い。また、カラー写真を撮り始めた頃は、カラープリント代が高額であったため、どうでもよい風景や失敗作はプリントしていない場合があった。しかし、当時はどうでもよいと思っていた風景の中には、時代の流れを感じさせるような路面電車、オンボロバス、燃費の悪そうな大型セダンなどが写っていたり、撮影当時は見慣れていて何の記録的価値もなかったケヤキの大木などが写っていたりして、当時を偲ぶ重要な手がかりになったりしている。

 過去記録の整理は単なる回想に終わるものではない。現在の自分は過去の経験の蓄積であると思いがちであるが、実際には、大部分の記憶は脳の片隅にしまい込まれてしまって、「いまここ」には何の影響も与えていない。整理作業を通じて過去の経験を活性化することで、これまでとは違った「じぶんに更新」することも可能である。

 もっとも、過去の記憶がすべてポジティブに働くわけではない。昔のことは昔のこととして、目の前を通り過ぎる映像と文字列の羅列としてクールに眺めることも必要かと思う。過去のある時点で別の選択をしていれば今とは全く別の人生になったであろうという分岐点はいくつかあったが、だからといってタイムマシンで過去に戻ることはできない。いまの人生は、無限に近いバリエーションのうちの1つの結果に過ぎないのであって、他の可能性と比較したところで何かが得られるものでもない。

 GWの頃までに完了するはずであった上掲3.と4.の整理作業であるが、別段、締め切りや期限を求められているわけでもないということもあって、6月もまだまだ継続する見込みである。