じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 これまで同窓会報などの郵便物は職場の住所宛に送られてきていたが、定年退職後はその住所では受け取れなくなる。といって、自宅住所に変更すると同窓会名簿を悪用した詐欺に遭う恐れもあるので、半年ほど前、ネットの同窓会マイページを通じて、住所変更欄を職場の住所から、「定年退職に伴う隠遁生活のため郵便物一切不要」という市町村名に変更した。これでもう郵便物(&同窓会費請求書)は送られて来ないはずだと思っていたところ、写真のようなラベルで職場のレターBOXに同窓会報が届けられていた。えっ?そんなことありえない!と思ったが、どうやら、郵便番号が「700-8530」のまま未訂正であったことで届いてしまったようである。「700-8530」というのは岡大専用の住所であるゆえ、岡大宛てに届いた郵便物は、氏名を手がかりに仕分けられて私の部局宛に届けられるようであった。ということで、さっそく、同窓会のマイページを通じて、郵便番号欄を、「700-8530」から同窓会事務局の郵便番号に変更した。ついでに、勤務先欄も、岡大から「無所属隠居人」に変更しておいた。
 同窓会活動に別段反発しているわけではないが、そもそも卒業以来、同窓会費は一度も払っていないし、一度も行事に参加したことがない。最近では、加齢が進み、同窓生のお名前もお顔も殆ど忘れてしまった。もはや、同窓会の会合も、初対面のじいさんばあさんとの会合も私にとっては同じようなものになってしまった。


2017年12月08日(金)


【思ったこと】
171208(金)加齢に伴い向上・維持する能力を発掘する(4)高齢者の記憶力(2)

 12月7日の続き。

 昨日取り上げた、円周率記憶の話題は、要するに記憶術を活用すれば、高齢者でも記憶力を保持することができるということを論じたものであった。ということは、シンポのタイトルの「加齢に伴い向上・維持」の典型例というわけではなく、高齢者の中に突出した記憶力の持ち主が現れるという意味でもない。

 ちなみに、円周率記憶保持者は、1日の半分近くを反復学習に費やしているという(←長谷川の聞き取りによるため不確か)。もともと円周率には何の規則性も神秘性もない。人間がたまたま10進数を使用しているから「3.141592...」というように表記されているだけであって、
  • 円周率を12進数で表すと美しいメロディになる。(こちら)。
  • 7進法で表す円周率「3.06636514...」を7進法「3.1」で近似すると計算しやすい。(「円周率=3+1/7」による近似と同じ。)
というように、10進数以外でも興味深い数字の並びがある。

 ま、それはそれとして、円周率記憶者は別段、記録保持の栄誉を守るために日々反復学習をしているわけではないそうだ。語呂合わせや意味づけの物語を作り、その世界に浸りきることがそれなりの生きがいになっている、というようなお話であった。

 次回に続く。