じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 1991年10月当時のレオマワールドのマップ(写真上)と、チケット(写真左下)。写真右下は今回訪れた時のチケット。

2017年1月9日(月)




【思ったこと】
160109(日)四半世紀ぶりのレオマワールド(2)

 昨日に続いて、四半世紀ぶりに訪れたレオマワールドの感想。

 昨日も述べたように、瀬戸大橋の通行料金の大幅値下げ、ETCカード提示による入場料500円割引、ホテルの格安送迎バス、駐車料金の無料化など、25年前に比べると、家族連れが繰り返し来園しやすくなっているように思えた。

 もっとも、順調に採算のとれるレベルの来園者数を維持するためには、かなりの課題が残されているように思えた。

 まず問題として考えられるのは、一貫するテーマは存在せず、かつての「ジャーはオニシ(大西進・社長)にかせろ」の遺産を引き継いでいる部分が少なくないという点である。

 今回はライトアップ、イルミネーション目当てであったためそれなりに楽しめたが、日中の早い時間帯から来園したとして何で楽しむかと考えた時には、それほどの魅力が無いように思われる。子ども連れであれば遊園地で丸一日過ごせるだろうが、何度も訪れるかどうかは疑問。

 中高年層向けにはオリエンタルトリップが魅力と思われるが楽天版にも述べたように、文化的な価値はあまりなく、単に、珍しい建物をごちゃ混ぜに配置しただけという気がしないでもない。(今のところクレームは出ていないようだが)、モスクバザールの中にラーメン店というのは豚肉を食べないイスラム圏ではありえない。レプリカの精密さや景観という点では、太陽公園のほうがはるかに充実しているように見えた。

 ウィキペディアにも記されているように、この施設は1991年の開園以来、苦難の歴史を歩んでいる。上記のオリエンタルトリップエリアはかなり規模が縮小されているし、かつてのアニマルパークは閉鎖され、いまや野生のイノシシぐらいしか見られなくなった。

 なお、今回の目当てであったライトアップ、イルミネーションについては、まずまず満足することができた。イルミネーションの効果を発揮しやすい地形でもあり、私個人の印象としては、この部分の魅力をアピールしてリピータを増やすことが存続のカギになるのではないかという気がした。