じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 毎年この時期に出現するブタナのお花畑。草刈り作業が行われていたため、刈り取られる直前に撮影した[]。過去記録は以下の通り。なお、ブタナは刈り取られても再び花芽を出し、6月上旬まで花を開く。

追記]刈り取られる直前だと思って撮影したが、翌日昼にはまだ刈り取られていなかった。よって掲載写真のほうも最新のものに差し替えておく。

2016年05月11日(水)


【思ったこと】
160511(水)トールネケ『関係フレーム理論(RFT)をまなぶ』(22)「考える」と人間の言語(8)ルールはいかにして有効に機能するか?

 5月10日の続き。

 第2章42頁以下(翻訳書60頁以下)では、ルールや教示を口にすること自体は言語行動であるが、ルールに従うことは必ずしも言語行動ではないと指摘されている。では、言明されたルールが実際にルールとして機能するためにはどのような条件、あるいはプロセスが必要なのだろうか。

 この件については、少し前の紀要論文の中の「4.1. ルールはいかにして有効に機能するか?」という節で論じたことがあった。Malottによる説明のほかHayesらによる説明があり、その中では、「プライアンス」、「トラッキング」、「オーグメンティング」の3つに分類され、それぞれがどういう場合に有効に機能するのかが論じられている。こうした議論は、本書でも後述されるので、ここではこれ以上取り上げない。

 なお、Skinner自身、及びその後の行動分析学者たちについては、
Early on, he mentioned the possibility of human language involving something more than the principles of operant and respondent conditioning, which he had accounted for (Skinner, 1938), but he later abandoned this alternative.
Several leading behavioral analysts, like Michael (1986), Parrott (1987), and Schlinger (1990), have brought this issue up, along with the observation that a convincing answer has long been overdue within behavior analysis.
初期に,彼は,人聞の言語がオペラント条件づけとレスポンデント条件づけの原理以外の何かを含んでいる可能性について触れたことがあり,それについても説明もしている。しかし,後に,彼はそのような可能性を否定している。
何人かの指導的な立場にある行動分析家,たとえばMichael, Parrott, Sch1ingerといった研究者たちは,この話題について言及している。しかし,行動分析学は,その話題に対する確固たる答えをいまだに出せないままでいる。
として、スキナーのオリジナルの考察やその後の行動分析家たちの苦闘を指摘している。この指摘はまた、関係フレーム理論の優位性を論じる伏線にもなっている。

次回に続く。