じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



01月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

 1月22日に続いて1月28日朝も、南東側からの太陽の光が時計台の文字盤に反射して輝く現象が見られた。平成28年度の一般入試の志願者情報が日々発表されているところであり、志願者が増加すればさらに輝きを増すかもしれない。

 いっぽう、昼休みに時計台前を通過したところ、黒正巌先生像のすぐ近くに吸い殻が5本前後ポイ捨てされていた。敷地内禁煙の大学構内で、こともあろうに黒正先生の膝元で喫煙するとはもってのほか。目撃情報を集めて犯人を特定し厳罰に処する必要がある。

2016年01月28日(木)


【思ったこと】
160128(木)人生に締め切り・期限はやはり必要

 1〜2月は一年中で最も忙しい時期であり、少し前には、センター試験、来年度シラバス作成(日本語版、英語版)、紀要校正などを終え、この先ざっと見通してみても、
  • 卒論締め切り
  • 博論審査結果報告書提出
  • 博士後期課程入試
  • 卒論・修論試問
  • 博士前期課程入試
  • 期末試験採点
  • 各種授業科目成績入力
  • 個別学力試験入試(前期試験、後期試験)

といった日程が3日おきくらいに並んでいる。

 多忙な毎日が続いていると、定年退職後の、締め切りや提出期限の無いのんびりとした生活が待ち遠しいという気持ちになることもあるが、実際には、定年後も、自分で期限を設けたり、外部との関わりの中で締め切りに合わせて頑張るといった人生を続けていったほうが、めりはりのある生活になるという気もしている。

 締め切りや期限というのは、日々の生活を拘束するいっぽう、それが完成した時には達成の喜びをもたらす。「いま、ここ」を生きることを良しとする立場であっても、短期的・中期的な目標をたてて実行し、達成し、そして次の課題に取り組むことのほうがイキイキとした人生になる。締め切りや期限が無ければ、困難な課題はどうしても先延ばししてしまい、怠惰な生活に終わってしまう可能性が高い。

 最近、健康上の問題がいくつか出てきたこともあり、人生の最終期限を少しずつ意識することになった。最終期限とは言うまでもなく人生の終わりということであるが、ポジティブに捉えれば、要するに「死ぬまでにこれだけのことはやっておきたい」ということである。

 例えば、この先何冊の本を読めるかというのもだいたい限界が見えてくる。私は、本を読むスピードがきわめて遅いほうなので(←単に読解力不足ということもあるが、じっくり読んで自分の言葉に置き換えていかないとちっとも頭に入らないということもある)、せいぜい1日あたり日本語の本なら20頁、英語なら5頁程度というのが目安となる。これによって1年に読める本の冊数というのも限界が見えてくる。

 毎年一度は出かけている海外旅行も、次第に無理がきかなくなる。すでに、ハードな登山ツアーの参加は見合わせているが、じきに、長時間の搭乗を要する地域や、長距離のトレッキングツアーも困難となるだろう。海外ツアーはまずは旅行資金の確保が障壁となるが、最近は日程の調整も難しい。といって先延ばししていると、健康上の問題でどこにも出かけられなくなるという恐れもあり、なかなか難しいところである。