じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 ファーブル昆虫記【↓の記事参照】の第一巻に出てくるフンコロガシ(スカラベ)。




2014年7月29日(火)

【思ったこと】
140729(火)100分de名著『ファーブル昆虫記』

 7月に放送されていた

NHK 100分de名著 『ファーブル昆虫記』

を録画再生て視た。

 『昆虫記』の第1巻の糞転がしの話は今から50数年前の小学生時代に読みかけたことがあったが、小さな文字ばかりで読みづらく、続編まで読む気にはならなかった。もっとも、洋梨を見るたびに糞転がしを連想するようになったり【1999年7月16日2001年9月23日参照】、また、小学生時代は、自宅の庭で、蟻の背中に白ペンキを塗って移動範囲を調べてみたり、というように、第一巻は少なからず私の人生に影響を与えた。狩り蜂の実験は、この本の続編ではなく、何か別の本から知ったような気がするが定かではない。

 『昆虫記』でまず驚かされるのは、綿密な実験と観察である。狩り蜂の幼虫が、マヒさせられている獲物を死なせないように、致命傷にならない部分から食べることを明らかにした実験、あるいは、蛾のフェロモンの存在を予言したような実験、サソリの対戦実験など、いずれも、さまざまな条件を設定して比較し、さまざまな可能性を排除しながら結論を導き出すという方法は、大学の実験実習でも十分に通用する内容であるように思えた。

 そうしたなかでいくつか雑学的知識も得られた。
  • サソリは無差別に相手を攻撃するのではない。蜘蛛とは闘うが、ムカデやバッタには無関心。
  • 「サソリは火に囲まれると自殺する」という伝説は間違い。火に囲まれると失神するがまもなく回復する。
  • セミは、空砲を撃っても鳴きやまない。→セミに近づくと逃げられるが、あれは、空気中を伝わる足音ではなく、何らかの震動を感知するためのようだ。

 小学校の時に読んだ『昆虫記』はまだ書庫のどこかにあった。いま読めば、たぶん理解できるようになっているはず。さっそく探してみようと思う。