じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 7月13日〜15日の雨のあと、大学構内に真夏のキノコが続々と出現した。写真左下以外はすべて、木の根元や朽木の近くに生えていた。



2013年07月16日(火)



【小さな話題】

またまた、外国出身力士ばかりが活躍

 大相撲名古屋場所10日目は、横綱白鵬が妙義龍を小手投げで退け、昭和以降初となる2度目の40連勝を記録した。10日目までの好成績力士は、
  • 全勝:白鵬(モンゴル出身)
  • 1敗:琴欧洲(ブルガリア出身)、魁聖(ブラジル出身)
  • 2敗:碧山(ブルガリア出身)
  • 3敗:鶴竜(モンゴル出身)、翔天狼(モンゴル出身)、稀勢の里、栃煌山、隠岐の海
となっていて、日本人力士は7勝3敗どまり。優勝争いに顔を出しそうにもない。

 大相撲のグローバル化は決して悪いことではないが、日本人力士にももっと活躍してもらいたいものだ。白鵬がせっかく連勝記録を伸ばしているというのに、場内には空席が目立っている。





「スパリゾートハワイアンズ」の魅力

 7月11日に放送された、

テレビ東京系「カンブリア宮殿」:リピーター続々、年間140万人が殺到 “驚異のリゾート”福島ハワイアンズの底力

を録画再生で視た。リンク先にもあるように、このスパリゾートは、東日本大震災と原発事故による風評被害を乗り越え、年間1400万人という驚異の集客にV字回復した。その魅力は、「3世代の客を取り込む様々な施設づくり」、「【1泊2日で】1万2千円ポッキリで大満足の格安感」、「東京など首都圏からの往復無料バス」、「館内全て水着裸足OKのリラックス感」、「13ヶ月2万円の年間パスポートで毎日入浴」、「高齢者向けの水中エクササイズ」などにあるという。

 岡山からわざわざ出かけるほどのことはあるまいが、往復無料バスというのは首都圏在住者にとっては確かに魅力的である。リピート率がきわめて高いのも頷ける。番組ではこのほか、「一山一家」の精神のもと、非財閥系の常磐炭鉱から「常磐ハワイアンセンター」が立ち上げられた過程、その後の困難克服のエピソードなども紹介された。また、ウィキペディアによれば、2006年に全国公開された映画『フラガール』の影響もあり、2007年度には過去最高の年間161万1千人が入場し、かつ、初の年間160万人超を達成したという。

 ちなみに、この「常磐ハワイアンセンター」が開業したのは1966年というから、私が14歳の頃であった。しかし、東京に生まれ育った私ではあるが、ここを訪れたことは一度も無い。当時はかなり高級感があって貧乏家庭にはお金がかかりすぎるということもあったし、また、個人的には、ダンスやショーには興味が無く、行ってみたいという気持ちが起こらなかったことが理由として挙げられるかと思う。確かに当時、ハワイと言えば『日本人が行ってみたい外国ナンバー1』であり、その頃人気のあったクイズ番組「アップダウンクイズ(1963〜1985年、毎日放送系)も、「ハワイへのご招待。10問正解して、夢のハワイへ行きましょう!」というキャッチコピーで始まっていた。

 ということで、人気の秘密はある程度は分かったが、番組で挙げられただけの理由で140万人の集客が維持できるというのは依然として信じられない。少なくとも私の場合、ハワイは、マウナケアやマウナロアの登山やキラウエア火山トレッキングには興味があるが、ビーチでくつろいだり、南国気分を味わうというのは全く性に合わないし、魅力も感じられない。スパリゾートに関しても、踊り手さんにはまことに申し訳無いが、私個人は、フラダンスであれ、タヒチアンであれ、サンバであれ、あるいはバレーや日本舞踊であれ、とにかく、踊りというものには全く興味が無く、観ていても退屈になるだけの異次元世界にすぎない。ま、その時間に、温泉につかってのんびりできるなら悪くは無いとは思うが。

 もう1つ、岡山のような地方都市では、スパリゾートと呼ばれるような温浴施設の経営はなかなかうまく行かないようである。昨年末には、高梁市の朝霧温泉ゆららが閉館したし、たまに利用しているレスパール藤ヶ鳴なども、もとはといえば、温水プールと浴場の複合施設が経営困難となり、現経営者のもとでは温水プールはイベント会場となり、温泉部分だけを低料金で提供するようになった経緯がある。経営難というわけではなかったが、宝塚チボリも数年前に閉鎖された。やはり、大都市近郊の施設の集客ノウハウは活かせないようだ。