じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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§§ 「宝塚チボリ カラカラテルメ」の思い出

 9月20日から22日まで、大阪大学豊中キャンパスで日本心理学会第74回大会が開催される。その宿泊先の候補として、宝塚チボリの「ホテル・チボリ」を探してみた。ホテル自体は全く魅力が無いのだが、カラカラテルメという大浴場を無料で利用できるのが魅力であった。しかも、阪大の最寄り駅の石橋までは、阪急・宝塚線1本、所要時間19分で、大阪市内のホテルよりも近そうであった。

 ところがネットで予約サイトを探してみてビックリ。なんと、当該サイト
営業終了のお知らせ
チボリカラカラテルメ・ホテルチボリ・チボリフィットネスクラブの営業は6月末をもちまして終了させていただきました。
永年にわたり、上記3施設をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございました。
厚くお礼申し上げます。
というメッセージがあり、2009年6月末で営業終了していたことが分かった。さらにネットで検索してみると、神戸新聞(2009年4月26日発信、孫引き)に、
「宝塚チボリ カラカラテルメ」営業終了へ

 兵庫県宝塚市の温泉施設「宝塚チボリ カラカラテルメ」が六月末に営業を終了することが、分かった。経営する「チボリ」(同市)の谷岡昇保社長は「開業当初と比べ客が減った。経営の中核を担う人材が不足しており、事業展開の見直しをせざるを得なくなった」と説明している。

 施設内のフィットネスクラブや隣接するホテルチボリも同時に営業を終えるが、スイミングスクールと近くのゴルフ練習場は営業を継続する。

 カラカラテルメは一九八九年開業。天然温泉を活用した十数種類の風呂や各種プール、マッサージなどが楽しめる総合レジャー施設として広く人気を集めた。
というネット記事があることが分かった。

 ここの施設は、関西学院大学で学会があった時に2泊3日で利用したことがあった。その後、家族で行ってみようかという計画もあったが結局行かずじまいに終わってしまった。

 写真は、前回利用時に撮影したもの。朝風呂に入りに行ったところ他に誰も居なかったので、いったん客室に戻ってデジカメを持参し記念に撮影したものであった。下の2枚は緑豊かな露天風呂。お湯は最初は透明だが空気に触れるうちに茶色に濁ってくる性質があったと記憶している。ま、考えてみれば、7時台の朝風呂利用者が私一人というのは、やはり採算上問題があったのかもしれない。しかしあの露天風呂に二度と入れないというのはまことに残念だ。


9月15日(水)



【小さな話題】

9月15日に3つのサプライズ

 9月15日は、天気のことで2つ、経済関係で1つ、合計3つの「サプライズ」があった。

 まず天気の話題であるが、この日の岡山の最高気温は28.4℃。気象庁統計によれば、最高気温が30℃を下回ったのは7月15日以来、ちょうど2カ月ぶりのことであった。

 天気関係のもう1つのサプライズは、夜中の10時頃から大雨となったころである。気象庁の記録によれば、22時台と23時台の合計雨量は21.5ミリであり、まとまった雨となった。これで、花壇の水やりは一週間はお休みできそう。

 さて、もう1つのサプライズは、政府・日銀による外国為替市場への円売り介入である。これによって朝方1ドル82円台まで進んでいた円高は一気に3円以上の円安となり、株価のほうも輸出産業を中心に日経平均200円以上の大幅高となった。

 2兆円規模の介入などというと、素朴にはそんなお金がどこにあるの? そんなお金があったら福祉分野に使えばいいのにと思ってしまうが、予算を執行するということと、「外国為替資金特別会計(外為会計)」の資金を使うということでは、話がゼンゼン違うようだ。後者の場合、短期国債を発行してもその資金は外国のお金に交換されるだけなので、円高で差損が出ない限りは国の財政が悪化することは無さそう。ではもっと円安になればどうかと言えば、短期的にはその差益で儲かる。しかし、そういう形で各国が自国通貨の切り下げ競争をすれば、世界中で貨幣の価値が下がり、結局は誰も儲からず、定額で収入を得ている給与生活者や年金生活者にしわ寄せが来る。単独介入というのは、やっぱり限界がありそうだ。

 この日記でも何度か書いているが、市場の自然なバランスの中で円高が進んでいるということであるならば(←実際にはそうではなくて、投機筋や、自国通貨のレートを低く誘導しようという動きがあるから問題なのだろうが)、もっと円高のメリットを生かした戦略がとれるのではないかという気もする。例えば原油やレアメタルを備蓄するとか、海外企業を買収するとか。ま、あんまり派手なことをやれば嫌われてしまうだろうけれど。

 もっとも、先日の東トルコ旅行の時にも思ったが(8月21日の日記参照)、1ドル85円近辺のレートでは、旅行先の物価は日本とそんなに変わらないようにも感じた。原因の1つは日本でデフレが進んでおり、スーパーなどでの食料品や日用品の価格が相当に安くなっているためである。実感としては、1ドル70円くらいでないと、円高の恩恵を受けているという感じにはならない。今のままで1ドル90円以上の円安になれば、海外旅行先のどこへ行っても、日本より物価が高いと感じてしまうことだろう。