じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山では6月11日もよく晴れ、気象庁統計によれば、最高気温は35.6℃、また7月8日以来、4日連続で、1日の平均気温が30℃以上となった。岡山は、最高気温の高さよりも、平均気温の高さが飛び抜けており、じっさい、2010年8月の月間の平均気温30.4℃は、大阪市とともに全国一となっている(2010年9月2日の日記参照)。じっさい、6月11日に全国一の39.5℃を記録した群馬県・館林でも、7月になってから1日の平均気温が30℃を超えた日数は2回だけで、岡山の4回よりも少ない。

 写真は、本部棟駐車場に出現した木の影。本部棟の壁にも別の木の影がある。こういう現象は、太陽の方位、日射しの強さ、駐車場が空であることなど、いくつかの条件が揃わないと見ることができない。岡大珍八景の候補に加えてもよさそうな光景である。


2013年07月11日(木)

【思ったこと】
130711(木)山登りと人生

 7月10日のNHKクローズアップ現代で、

自分の足で歩きたい〜ヒマラヤに倒れた女性登山家〜

という話題を取り上げていた。ヒマラヤのダウラギリで遭難死した河野千鶴子さんの女性としての生き方、女性特有の困難や悩み、それと連動した登山家としての活躍ぶりなどが取り上げられていた。

 ウィキペディアの当該項目にもあるように、河野さんは看護師、助産師、病院の管理職(部下40人の看護師の配置業務など)をつとめられ、また3人のお子さんを育て上げるという半生を歩まれた後、50歳を過ぎてから本格的な登山活動を開始、エベレストを含む8000メートル峰5座に登頂されてきたという。

 番組では、国谷さんんから、病院での管理職としてのお仕事や子育ても充実していたのではないかという疑問が発せられ、それに対しては、ゲストの玉岡 かおるさんからは「他者の中で役割を果たす」という充実と、本当に自分のやりたいことを達成することの喜びや解放感とは別であるというような指摘があった(←長谷川の聞き取りのため不確か)。ま、このあたりは、人それぞれであって、一筋の道を歩み、そこで得た経験を後世に伝えることに生きがいを見出す人もいれば、定年退職後にそれまでとは全く新しいことに取り組むという第二の人生をめざす人もいる。女性の場合、家庭にいる限りはなかなか第二の人生が踏み出せない。男女の区別の無い山の世界にのめり込んでいくという選択も、十分にありうることだとは思った。

 ところで、ヒマラヤというと、遭難死された5月23日には、三浦雄一郎さんが世界最高齢でエベレスト登頂に成功しておられる。そのいっぽう、昨年8月末に単独・無酸素エベレスト登頂に挑戦したものの夢が叶わず凍傷を負った栗城史多さんもおられる。高所登山というのは、人生最大の夢を叶える絶好の場でもあるが、そのリスクも計り知れない。成功談ばかりでなく、いろいろな失敗体験も含めて受け止めていく必要があるように思う。

 なお、ウィキペディアの当該項目では、河野さんの遭難死の模様は
河野は2人のネパール人シェルパを従えて3人で山頂を目指した。5月23日午後8時頃に山頂まで120mの地点まで到達したが、河野の体調が悪くなり登頂を断念して引き返した。しかし吹雪によって登山ルートが埋没してしまい体力を消耗。同日午後10時頃に標高7700m付近で河野は力尽きて死亡した。シェルパ2人は河野の遺体を運ぼうとしたが1人が途中で滑落して行方不明となり運搬を断念、生き残ったシェルパ1人だけが5月24日にベースキャンプに戻った。
と記されている(2013年7月11日時点の記事)。いっぽう、NHKの番組では、山頂まで残り100メートルまで到達したが、別のパーティの外国人が滑落・骨折したため、それを助けるために登頂を断念、その後天候が急変し、下山の途中で力尽きたというように紹介されていた(←長谷川の聞き取りのため不確か)。

 このほか、ウィキペディアでは、
シシャパンマには2009年秋に挑戦しているが、天候の悪化の為に登頂断念している。2010年6月に再挑戦して登頂成功しているが、深雪に行動を阻まれて登頂予定時間を大幅に超過し酸素を使い果たした。そのため下山中に標高7300mの最終キャンプまで30分のところで行動不能となった。2人のシェルパは雪の中に河野を置き去りにして去ってしまうが、後にアメリカ隊のシェルパに救助され一命を取り留めている。
という記載もあった。これらを読むと、シェルパが雇用者を置き去りにして自分だけ勝手に戻ってきた、というような無責任の印象を受けてしまうが、もともとシェルパの人たちは、自分たちの生活のために、危険をおかして登山活動のサポートに従事しているのであって、自分たちの命を最優先にした行動をとることは当然であろうとは思う。

 ちなみに、私自身も何度か海外登山の経験があるが、私の場合は、そこまでのめり込むことはまずない。日常生活の充実と余暇の旅行は表裏一体、車の両輪であって、両方のバランスをとれる範囲で頑張るというだけのことである。