じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



9月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§
夕焼け空にコウモリが乱舞

 岡山では相変わらずの猛暑(9月2日の最高気温は34.3℃、最低気温は25.8℃)が続いているが、夕方の空はだいぶ秋らしくなってきた。写真は、農学部農場の田んぼ越しに見る夕焼け。この日はコウモリが乱舞しており、ざっと数えただけで200匹に及んでいた。


9月2日(木)

【思ったこと】
_a0902(木)[気象]最近の猛暑と、恵みの大雨

 気象庁は9月1日、今夏(6〜8月)の全国の平均気温が平年より1.64℃高く、1898年の統計開始以来最高だったと発表した。以下、その特徴を抜粋引用してみると、
  • 8月31日までの猛暑日の日数は、埼玉県熊谷市で31日、京都府舞鶴市で27日などと、全国16か所で統計開始以来、最も多くなり、大阪市では29日まで14日連続の猛暑日となった。
  • 9月2日は、気象庁の全国60余りの観測点で9月として過去最も高い気温を観測したほか、東京の都心では24日連続で「熱帯夜」となり、26年ぶりに連続記録を更新した。
  • 主要都市の中で8月の月平均気温が最も高かったのは、大阪市と岡山市で30.5℃。
 ところで、その岡山であるが、こちらのデータをもとにさらに詳しくチェックしてみると、
  • 8月で最高気温が最も高かったのは8月21日の36.7℃。
  • 8月中で最高気温が36℃台となったのは11回、35℃台となったのは、5回。よって猛暑日は16回。
  • 8月で最高気温が最も低かったのは8月12日の33.1℃。
  • 8月の平均気温が最も高かったのは8月19日の31.9℃。
  • 8月中に日平均気温が30℃以上であったのは23回。日平均気温の平均値は30.4548℃。なお大阪の日平均気温の平均値は30.4839℃で、小数点以下の比較では、大阪のほうが第1位、岡山は第2位であった。(
  • 8月中に雨量が記録されたのはわずか3回。一番多かったのは8月30日の57.5ミリ、次が8月12日の8.5ミリ、もう1回は8月11日の0.5ミリ。
 さて、これらの統計の中で注目されるのは、8月30日に記録された57.5ミリという豪雨である。この日の時間ごとのデータを見ると、18時台に36.5ミリ、19時台に21.0ミリという猛烈な雨を記録しており、気温のほうも17時の33.1℃から19時以降の25.4℃というように一挙に8℃も低下していることが読み取れる。この日は私たちは富士山の山小屋に泊まっていて岡山のことは何も知らなかったが、後になってから大雨ばかりでなく落雷の被害も出たという話を聞いた。

 今回の富士登山旅行では8月28日午後から9月1日の夕刻まで5日間にわたって留守にしており、鉢物や花壇の植物が萎れてしまうのではないかと気がかりであったが、この雨のおかげで完全に救われ、屋外に出していた鉢は、鉢の表面がまだ湿っているほどであった。もっとも、週間予報によれば、この猛暑はまだまだ続く見込みで、特に今度の土日には異常な暑さになると予想されており油断はできない。

9/3追記]
9月3日夕刻のNHKローカルニュースで「岡山の8月の平均気温は、大阪と並んで全国1位となり、過去の記録を更新した」と伝えられていた。小数点第二位以下の差は記録には残らないのであろう。