じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 農学部農場構内のイチョウ並木の新緑(写真左)と、ほぼ同じアングルで撮った黄葉(写真右)の比較。ここの並木は東西一列のみであるが、岡大南北通りに比べると背が高く、北大構内のポプラ並木に似た印象を受ける。なお、新緑のイチョウの右上に写っている小円は、月齢10.9の月。


2013年04月24日(水)

【思ったこと】
130424(水)映画「テルマエ・ロマエ」

 4月20日にフジTV系の「土曜プレミアム」で放送された、

テルマエ・ロマエを、夕食時に録画再生で観た。

 リンク先のウィキペディア記事によると、この映画は、
  • 全国304スクリーンで公開され、2012年4月28、29日の初日2日間で興収4億3255万2300円、動員32万5690人となり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった。続く公開第2週も累積で興収約22億円、動員約174万人を記録、公開第3週で累計興収は約29億円となり3週連続第1位を記録している。9月3日までの129日間で観客動員469万人、興行収入59億4000万円を記録。
  • 2012年4月20日よりイタリアで開催された第14回ウディネ・ファーイースト映画祭では、ネット投票による「マイムービーズ賞」を受賞。イタリア国内では「おくりびと」の40館を上回り、実写映画で過去最大の規模になる見込み。
  • 2012年8月31日より台湾で公開され、2006年の『着信アリFinal』以来6年ぶりに日本映画が台湾の興行収入ランキング1位を獲得。
という、大人気の映画だったようだが、私自身は、そういう映画が上映されたということさえ全く知らなかった。ということで、テレビの番組表を閲覧中に、面白そうな放送があるということでたまたま録画予約したものであったが、最近観た日本映画の中では秀逸。セットの撮影が多い(という印象の強い)日本映画にしては、よくあれだけお金をかけて、ロケや海外の大規模なオープンセット、1000人規模のエキストラを動員できたと思う。

 ちなみに、私自身は、俳優のお名前も全く存じ上げておらず、たまたまテーブルにあったダイハツ・ムーヴのカタログに写っていたヒゲモジャの男優が、主人公のルシウス役にそっくりだったので、妻に「おや、ルシウスがこんなCMにも出ている」と言ったら、「違います。これは役所広司という人です。ルシウスをやっているのは阿部寛です。」と言われてしまった。同じく、山越真実役の上戸彩という女優さんについても、大河ドラマ「八重の桜」の主人公と名前がそっくりの人だと思っていたら、大河ドラマのほうは綾瀬はるかという女優さんで、「あや」という2文字以外には特段の共通性が無いことが分かった。

 唯一、あ、あの人が出ていると気づいたのは、ショールーム部長役の蛭子さんのみ。蛭子さんだったら、ローカル路線バス乗り継ぎの旅に毎回出演されておられるので、いくら芸能界に疎い私でも、お顔は存じ上げている。

 ま、そんなわけで、俳優さんが誰かということを意識せずに新鮮な目で映画を鑑賞することができた次第であるが、日本の温泉の魅力、さまざまな活用法が、面白く描かれていてなかなか良かった。

 もっとも、最近の映画やドラマは、アバターに代表されるように、「時空の瞬間移動」を扱ったものが多いような気がする。CG技術が進歩しているということかもしれないし、ネタギレの苦肉の策と言えないこともないし、あるいは、現実の1つの世界の生活に飽き足らない人たちに別世界への移動というロマンを提供することが支持を集めているためであるかもしれない。

 余談だが、この映画を観て真っ先に浮かんだ浴場は、2009年6月末で営業終了した「宝塚チボリ カラカラテルメ」。あのお風呂にもう二度と入ることができないのは、まことに残念。