じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 一般教育棟B棟とC棟の東側の中庭の工事状況。このあたりは廃品置き場があった程度で人気も少なかった。工事後は、賑わいの広場になるのだろうか。



2013年02月3日(日)



【小さな話題】

スーパー銭湯と回転寿司業界の多様化

 このところ忙しい毎日が続いているが、そのリフレッシュの意味もあって土日いずれかの日に近隣のスーパー銭湯や回転寿司を訪れることが多くなった。

 少し前までは、スーパー銭湯、回転寿司いずれも、行きつけの施設・店が決まっていたのだが、最近は、夫婦の協議により、複数の施設・店の中から、その日の気分で行き先を選ぶことが多くなっている。その分、多様化が進んでいるとも言える。

 岡山市内には以前はスーパー銭湯というよりも健康ランドに近い施設のほうが多く、そのため、利用料金が1人あたり1200円〜2000円となっていて、毎週通うのには高すぎるという印象があった。最近は過当競争気味のせいか、以前2000円だった施設でも1000円以下に値下げしたり、岩盤浴のようなサービスで差別化をめざすところも出ている。

 回転寿司のほうも多様化が進んでいる。以前は岡山発祥のチェーン店くらいしか見当たらなかったが、最近は162号線沿線に全国チェーンを展開している有名店が複数出現し、人気の高いところでは、土日は17時前から順番待ちが出るほどである。従来の100円寿司と違って、回転レーンには一皿580円、680円といった「高級」皿が流れており、夫婦で食べると1回4000円以上かかってしまうことが少なく無い。ま、それでも、低価格の回転寿司屋を毎週訪れるより、月に数回程度、より「高級」な皿の多い店を訪れるほうが、満足度が高いことは間違いない。

 とはいえ、ボーナス削減、給与削減、退職金削減、年金削減で、ますます内需縮小に向かう我が家としては、あまり贅沢はできない。スーパー銭湯を訪れるついでには、メガディスカウントスーパーで低価格品の買い出しをしているし、回転寿司以外の外食店(ラーメン屋、イタ飯屋、洋食屋)は殆ど訪れなくなった。




羽生三冠の強さと森内名人の強さ

 昨日の日記に記した通り、2月3日(日)の午前、NHK杯テレビ将棋トーナメントで森内俊之・名人と羽生善治・三冠&NHK杯の対局が放送された。向かい合うお二人は、大相撲で言えば、千秋楽の横綱対決。いつもとは全く異なる迫力と緊張感が感じられた。この日の解説は島朗・九段であったが、羽生と森内のそれぞれの強さを分かりやすく紹介していただき、たいへん参考になった。

 羽生の強さというのは、決して、重大局面での奇手・妙手・好手によるものではない。小さな駒をすこしずつ大きな駒に変えるために何手にも及ぶ設計図を描く。設計図の最後の手の意図や効果は私でも分かるが、最初のあたりは何をめざしているのかさっぱり分からない。実際、今回も、4筋と3筋に持ち駒の歩を全部使う9手の設計図を成功させ、島・九段を唸らせた。

 いっぽう、森内名人のほうは、島・九段に言わせれば、「(あらゆる手を読み、その上で最善の)手を拾っていく将棋なので、長時間のほうが強さが出る」ということだそうだ。なので、名人戦と異なり、NHK杯のような早指しでは、羽生のほうが若干有利になる。じっさい、この対戦の結果は、107手で羽生の勝ちとなった。これで、決勝戦は、羽生vs渡辺となる可能性がますます高まった。もちろん、残る、郷田棋王、屋敷九段、三浦八段、鈴木大介・八段、佐藤天彦・七段もそれぞれ魅力あふれる棋風であり、ご健闘が期待される。