じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 満月を背景に1月27日の夕食後の散歩時に撮影した「岡大観音」と、翌28日早朝に撮影した「氷上のヴィーナス像」。「岡大観音」については、2011年5月31日の日記参照。ヴィーナス像の由来は依然として不明。但し、最近得た情報によれば、このエリアは4月以降に大規模な環境整備工事が行われ、芝生植栽等による「桜広場」に生まれ変わるとのこと。このヴィーナス像が撤去される可能性もありそう。



2013年01月27日(日)

【思ったこと】
130127(日)航空機の右側のドアが使われる時

 航空機は通常、進行方向に向かって左側のドアから乗り降りする。国内線ばかりでなく、海外のどの空港に行ってもすべて共通していた。しかし、今年に入ってから、右側のドアが乗降に使われているケースを少なくとも2回目撃した。

 1つは、1月16日にANAのボーイング787が高松空港に緊急着陸し、脱出用シューターを出した時の映像である(こちらの記事参照)。

 もう1つは、アルジェリア人質事件で犠牲となった日本人現地駐在員10人のうち9人の御遺体と、無事だった7人を乗せた政府専用機が1月25日朝、羽田空港に到着した時の映像(こちらの記事参照)。この際には、政府専用機前方の左右両側にタラップが取り付けられ、進行方向左側の屋根付きタラップにはミニバンが横付けされ生還した日揮関係者の方々が下りてこられた模様。また右側のタラップからは、それ以外の関係者(着陸後に乗り込んだ政府関係者を含む)が下りてこられた。

 その後検索してみたところ、ウィキペディアのボーディング・ブリッジ (boarding bridge) の解説項目に、
通常、旅客の乗り降りはポートサイド(左舷)側前方からのみ行うため、ボーディングブリッジは航空機のポートサイド前側に1-3台配置されるが、かつてはジョン・F・ケネディ国際空港で後部ドアへのボーディングブリッジが使用されていた。この方式は、現在ではオランダ・アムステルダムにある同国最大のスキポール空港で採用されている。また、東京国際空港の第二ターミナルビルでは20時以降の到着機(ボーイング747・ボーイング777・ボーイング767に限る)で、60番〜64番スポットに到着する一部の便において、ポートサイド側2台(B767は1台)・スターボードサイド(右舷)側に1台(通称:RPB,ライトパッセンジャーボーディングブリッジ)、最大で3台配置とされることがある。
という記述があり、「スターボードサイド(右舷)側に1台」という記述があることから、進行方向の右側からの乗降もありうることが分かった。

 さらに検索の結果、こちらの記事に、詳細な解説があることが分かった。要約引用すると、
  • 古い時代の船は、右舷の船尾に取り付けられた舵板(STEERING BOARD)で、コントロールする仕組みになっていました。(ちなみに、この言葉が後に、「STARBOARD」に変化しました)
  • 右舷には舵板があるため、船を岸につけるのに邪魔になってしまいます。そのため、船は左舷から接岸して、人の乗り降りや荷物の積み卸しをするのが慣習となりました。それで、左舷を「ポート・サイド(港側)」と呼ぶのです。
  • 船の慣習もまた飛行機に多く引き継がれています。ですから、人の乗り降りは左舷で行うという船の慣習が時代を経て、飛行機へと引き継がれ、乗り降りには大体、左側のドアを使うのです。
  • それでは、なぜその他のドアがあるのかというと、通常、機内を掃除したり、次のフライトの食事や販売品を機内に搭載するために使用されます。機体左側のドアは「パッセンジャー・エントリー・ドア」、右側のドアは「サービス・ドア」と呼ばれます。
  • ドアは非常脱出口として大切です。飛行機のドアの総数は、非常時に片側のドアから90秒以内で、搭乗している全員が脱出できるだけの数を取り付けるように決められています。ボーイング747-400は最大搭乗数568名で12カ所、ボーイング777-200は最大搭乗数389名で8カ所といった具合です。
  • ※左側のドアを使用するのは原則ですが、空港設備や状況に合わせて右側のドアを使用することもあります。