じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2012年版・岡山大学構内でお花見(62)二号館から見下ろす「岡大西門・西側花壇」

 LIFE-Xのほうに、週2〜3回のペースで2012年下期版・岡山大学構内の花」のアルバムを追加しているところであるが、その大半は、岡大西門を入って西側、文化科学系総合研究棟&放送大学岡山学習センター前の花壇の花である。公式の呼び方が無いので、私のほうで勝手に「岡大西門・西側花壇」と呼んでいる。秋も深まり、夏を彩ったジニア(右下のあたり)からコスモス(左上のあたり)へとバトンタッチが行われつつある。

11月5日(月)

【思ったこと】
_c1105(月)定年退職後の人生計画に若干の修正を加える

 11月2日の日記で10月に還暦を迎えたことと、定年退職まであと5年5ヶ月になったことを書いた。現役の時期に年金や退職後のことを考えるのはケシカランという見方もあるようだが、私の人生は基本的に、「計画・実行・総括の繰り返し」をモットーとしており、将来計画なしに今を生きることは考えられない。

 さて、最近、退職後の生活設計について、若干、これまでとは違う考えを持つようになった。これまでの考えは、
  • モノを極力減らし、
  • 都会(岡山市内でも、都心でも、九州でもどこでもよい)のマンションの一室に引きこもり、
  • インターネットを利用して好きな本を読んだり、デジカメ写真の整理などをしつつ、Web日記等で発信し、
  • 毎日散歩に出かけ、
  • 資金面で可能であれば、月に数回程度の小旅行と、年に4〜5回の辺境旅行に出かける
というようなものであったが、このスタイルでは、老化が進んで、読んだり書いたりする力が衰え、自力で旅行に出かけられなくなってきた時に、何も楽しめるものが無くなり、活力を失ってしまうのではないかという懸念が出てきた。

 これに対して、最近思うようになったのは、郊外の広い庭付きの中古物件を購入し、日々、庭づくりに精を出すというライフスタイルである。この場合、体力の衰えとともに、園芸作業としてできることは減っていくことは避けられないが、園芸活動がもたらす、
  • 庭づくりという能動的・主体的な活動が継続し、かつ、その行動は植物の成長によって自然に強化される。
  • やる気を失った状態にあっても、植物に促される作業がある。
  • どんなに歳をとっても、季節の移ろいに伴って、発芽、成長、開花、結実のプロセスに期待し、じっくりと待つことができる。
などの特長は大きな魅力である。あくまで私自身に限っての話であるが、私の場合、自室に引きこもって読書やブログ執筆などをしていると、いつかは何に対しても興味を持てなくなり、無為自閉に陥ってしまいそうな気がしてならない。園芸活動を続けている限りは、おそらく、そういうことはないだろう。私に限って言えば、園芸活動は生涯、元気の源になりうる。

 しかし、岡山市の市街地で300〜500平米といった土地付き中古住宅を手に入れることは資金的に難しい。もう少し郊外の調整区域や非線引き地域の古屋なら安めの物件もあるが、これはこれで、若い時ならまだしも、歳をとって体力が衰えた段階では、基本的な日常生活を続けること自体が困難であり、日々庭づくりを楽しむなどと呑気なことを言っている場合ではなく、イノシシ対策、時には、クマとの格闘も覚悟しなければならないだろう。

 私の場合、自宅の庭を塀で囲んで、夫婦あるいは自分一人だけで楽しむということを理想としているわけではない。例えば、高齢者施設付属のケアガーデンの隣の敷地の物件を購入し、ボランティアでケアガーデンの管理のお手伝いをするということになったとしても、庭づくりの楽しむが減るわけではない。いっそのこと、小規模多機能型居宅介護のオーナーとなって、園芸活動を生きがいと感じる同好の人たちと一緒にケアガーデンを作り、介護関係は専門家にお任せして、私自身は植物の管理や、園芸福祉のお手伝いをつとめるなどということができれば、それでもよいという気もしている。