じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2012年版・岡山大学構内でお花見(34)クスノキとセンダンの落花

 きわめて地味ながら、この時期、根元にびっしりと落花する。写真左はクスノキ。右のセンダンの場合は、前年秋にできた実も落ちている。

 ※岡山大学構内の花だよりのアルバム(追記更新型)をLife-Xに公開中です。随時追加していきますので、時たま覗いていただければ光栄です

5月26日(土)

【思ったこと】
_c0526(土)すイエんサー「究極のじゃんけん必勝法」(3)「グー、チョキ、パー」の順序

 昨日の続き。

 1回目の放送(5/8)の後半では、日本人がじゃんけんをする場合、「グー、チョキ、パー」の順番で手を出しやすいこと、よって、「最初はグー」の掛け声で始めれば次は「チョキ」、また、もし、「最初はチョキ」の掛け声で始めた場合には「パー」が出やすいというような癖を取り上げていた。よって、「最初はグー」で始めた時は「グー」、「最初はチョキ」で始めた時は「チョキ」を出したほうが勝ちやすいということになる。とりわけ、「最初はチョキ」というのは慣れていないため余計順序効果が出やすく、次に「パー」を出す確率が増えるらしい。なので、自分のほうは「チョキ」を出せば勝ちやすくなるというわけだ。

 もっとも、2011年9月放送の「所さんの目がテン!」:

「ジャンケンの科学」 〜ジャンケンで勝つために〜

で行われた実験では、「最初はグー」の掛け声で始めた時に次に出される手は、100回中、「グー」が18回であるのに対して、チョキとパーはそれぞれ41回ずつで差は無しという結果も出ている。(こちらからの孫引き。) 「最初はチョキ」で初めて次にチョキを出した場合の勝率は7割2分(24勝9敗)にアップしたというが、「最初はグー」で次にグーを出した場合がどうなったかというデータも欲しかった。「連続回避」と比べて「順序効果」の影響が少ない場合は、連続して同じ手が出ないと想定した上で残りの2つの手のうちの強いほうを出したほうが勝率が高くなるようにも思える。

 それはそれとして、順序効果は本当はどの程度あるのだろうか。昨日も言及した乱数生成テストの場合は、「なるべくデタラメになるように紙に数字を書いてください」などと教示すると、「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」というような系列(階差1)はむしろ現れにくくなる。このあたり、もう少しデータが欲しいところである。

次回に続く。