じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2012年版・岡山大学構内でお花見(7)夜のお花見と月齢13.9の月

 夕食後の散歩にいつもより早く出かけたところ、一般教育棟のグラウンド(陸上競技場)の照明がまだつけられていて、周辺の木々が明るく照らされていた。写真左は、野球場横のハナモモと梅。写真右は、月齢13.9の月と、樹肌がうつくしいプラタナス(モミジバスズカケノキとアメリカスズカケノキ)、アオギリ(左端)。

 ※岡山大学構内の花だよりのアルバム(追記更新型)をLife-Xに公開中です。随時追加していきますので、時たま覗いていただければ光栄です。

4月5日(木)

【思ったこと】
_c0405(木)第17回人間行動分析研究会(11)価値を測る:マッチング関数・割引関数・需要関数(3)選択行動とマッチング法則(1)

 昨日の続き。

 話題提供では続いて、本題の1つでもある、マッチング法則が取り上げられた。

 この問題の基本は二者択一の選択場面において、人や動物はどのような選び方をするのか?という点にある。もし選び方に一貫した差があった場合、それは「選好」(preference)と呼ばれる。選好は、絶対表現よりも相対表現、つまり、Rを選択数とした時の

R1(R1+R2)

というような形で比率で表したほうがうまく表現できる。

 さて、ここでいよいよ、Herrnsteinマッチング法則の発見の話題が取り上げられた。

 ちなみに、このマッチング法則というのは、私の卒論研究のテーマであり、学部4回生の頃(1975年)は、関連文献の収集で苦労したものであるが、いまはまことに便利で、居ながらにして、電子媒体を閲覧することができるからありがたい。  ところで、卒論研究の頃、同時に読んだ文献の中には、
Rachlin(1971).On the tautology of the matching law.

というのもあった。そんな経緯から、私の理解では、マッチング法則というのは、自然界に見つかった意外な法則が発見されたというよりも、好みの程度を表す指標のようなものという印象があり、それほど興味が持てず、修論研究以降は別の課題に取り組むことになっていった。

 ちなみに、ナマHerrnsteinの講演は一度だけ拝聴したことがあった。

次回に続く。