じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



11月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§
 講演するKathleen(Kate) Rogersさん(オーストラリアDT協会副理事長)。

 副理事長という肩書きながら、日本のDT協会理事長よりも約30歳もお若く、ご自身も「ダイバージョナルセラピスト自身も楽しまなければならない」という思想の実践としてフォーメーションスカイダイビングに参加しておられる。2009年7月31に世界各国から集まった108名のスカイダイバーに行われた最多人数記録達成のフォーメーションの一員に加わっておられたというお話であった(←長谷川の聞き取りのため不確か)。

11月21日(月)

【思ったこと】
_b1121(月)第4回日豪ダイバージョナルセラピーセミナー(1)ケイトさんの講演(1)

 11月20日に熊本市の介護老人保健施設 ケアセンター赤とんぼ(仁誠会)で、

第4回日豪ダイバージョナルセラピーセミナー2011・熊本〜認知症ケアから緩和ケアまで〜

が開催された。

 今回のセミナーではオーストラリアから来日されているケイトさんの講演のほか、田尻・仁誠会理事長の歓迎メッセージ、、芹沢・日本ダイバージョナルセラピー協会理事長の講演が行われ、さらに口頭とポスターによる実践発表が行われた。

 このうちケイトさんの講演の前半では、オーストラリアでダイバージョナルセラピストがどんなところで働いているのか、ダイバージョナルセラピーの有益性などについての説明があった。最新の情報では、ダイバージョナルセラピストの会員数は現在オーストラリア全体で1013人(他に、日本とニュージーランドで各1人)を数えるという。1000人というのはまだまだ少ないようにも思えるが、オーストラリアの人口は2275万人(日本は1億2770万人)、85歳以上の高齢者数は40万人(日本は417万人)ということなので、日本の現状に合わせれば5000人から1万人のセラピストが専門職として活躍している比率であり、オーストラリアで重要な役割を果たしていることは間違いない。

 ダイバージョナルセラピストが働いている場所は多様であり、高齢者介護施設、リハビリテーション、精神科、障がい者ケア、緩和ケア、子どもと若年者サービス、刑務所等、薬物・アルコール依存治療、コンサルテーション、地方政府、地域センター、認知症専門ユニット、大学・州立高等専門教育機関などとなっている。今回は時間の関係であまり詳しくは伺うことができなかったが、ケイトさんご自身は緩和ケアに関わっておられるとのことであった。

次回に続く。