じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 8月17日の日記などで取り上げたように、岡大・文学部では本年度後半から耐震改修工事が始まる。工事期間中の一時移転に備えて、文学部各階では、連日、研究室内の整理と搬出準備作業が急ピッチで進んでおり、廊下には搬出を待つ段ボール箱が積み重ねられている。

 ちなみに、心理学教室のある2階のみは、廊下には段ボール箱が1つも置かれていない。理由としては、
  • 心理学は他領域に比べると書籍や紙媒体の資料が少ない。(大型実験装置は室内に置いたままであって廊下には出していない。)
  • 部屋じゅう書類の山になっているT教授が、8月20日の時点でまだ何も作業を開始していないこと。
  • 今年の夏に、N准教授の研究室のエアコンが使えなくなり、早めに一時移転作業を完了したこと。
  • 2階の東側部分は他学部の院生室になっており、大量の書籍が無いこと。
などの複合的要因が考えられる。

 なお、8月20日(土)は、秋雨前線南下の影響で、最低気温22.4℃、最高気温25.5℃(←25.5℃を記録したのは前日からの暑さを引き継いでいた午前0時05分のことであり、日中は24℃台までしか気温が上がらなかった)という涼しい一日となった。最低気温が26.9℃、最高気温が35.6℃となった8月18日とは、気温変化の範囲が全く重ならないほどの涼しさであり、汗をかかずに移転作業を進めることができた。

8月20日(土)

【思ったこと】
_b0820(土)2011年版・高齢者の心と行動(52) ダイバージョナルセラピーワーカー・フォーラム2011(15)理事長による基調講演(15)レジャーの役割(7)

 前回まで、ウィキペディアの当該項目を引用しながら、「レジャー」の概要について、私なりの考えを述べてきた。これらは、若者や子どもたちを含む一般的なレジャー観であったが、今回の連載はあくまで高齢者の心と行動がメインテーマであり、すべてが高齢者に当てはまるわけではない。

 また、高齢者の中でも、努力達成型のライフワークに取り組んでいる人にとっては、そのライフワークに従事すること自体がかなり多忙であり、レジャーはその休息目的に行うことという位置づけになる。いっぽう、認知症が進んだり、要介護の状態にある方にとっては、レジャーそのものが一日のうちでの最大の喜びとなる場合もある。

 今回の理事長講演では、
  • レジャーをツール(道具)として活用
  • 病気の治療に「薬」を使うように、人生のリハブのために「レジャー」を使う
  • 身体の健康増進のために「運動」するように、心と歓声の健康増進のために「レジャー」を楽しむ
という位置づけがなされていたが、その主たる利用者は、認知症高齢者や、緩和ケアの対象者であった。

 次回に続く。