じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 夕食時にテレビ朝日「ナニコレ珍百景」を視ていたところ、見覚えのある風景が登場。4月7日の楽天版に写真掲載した、「オタマジャクシひしめく御池(みいけ)」の映像であった。あの風景は確かに「珍」だとは思ったが、ちゃんと投稿していた方がおられたのね。収録されたのはたぶん3月下旬から4月上旬と思われる。番組では、あのオタマジャクシはヒキガエルだと言っていた。

 ということで、ここにもう1枚記念にアップ。なお、このシーンは珍百景には採用されなかった模様である。


5月11日(水)



【小さな話題】

降り続く雨と台風「Atomic Energy Risk Enhancement」の接近

 昨日の日記にも記したように、岡山県岡山では5月10日の朝より断続的に雨が降り、5月12日朝までの72時間積算雨量は80ミリに達した。中国地方ではこのほか、山口県山口で294.5ミリ、島根県松江で236.5ミリ、鳥取県鳥取で198.0ミリ、広島県広島で169.0ミリの72時間積算雨量を記録している(5月12日06時現在)。

 ちなみに、5月12日03時の天気図によれば、梅雨?前線は志摩半島〜大阪〜岡山〜萩のあたりに停滞しているほか、鹿児島県の南には1000ヘクトパスカルの熱帯低気圧があって北東に進んでいる。この熱帯低気圧は台風1号が弱まったものである。

 ところで、今回の台風1号のアジア名は「AERE」とつけられていた。気象庁の資料にあるように、
台風には従来,米国が英語名(人名)を付けていましたが,北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)は,平成12年(2000年)から,北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)をつけることになりました。
 平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ,以後,発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて,その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は26.7個ですので,おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。
 なお,台風の名前は繰り返して使用されますが,大きな災害をもたらした台風などは,台風委員会加盟国からの要請を受けて,その名前を以後の台風に使用しないように変更することがあります。【以下略】
今回の台風は、リストの111番にあたる「Aere アイレー」。命名者は米国であり「嵐」という意味だそうだ。もっとも、ランダムハウス英語辞典で調べた限りでは「嵐」という意味は掲載されておらず、代わりに、

A.E.R.E:{英}Atomic Energy Research Establishment.

となっていた。
 ネットで検索したところでは、このほか、

the Association of Environmental and Resource Economists (AERE)というのもあったが、「嵐」という用例は見当たらなかった。

 なお、ランダムハウス掲載の「Atomic Energy Research Establishment」については、ウィキペディアの当該項目に解説があり、
The Atomic Energy Research Establishment (known as AERE or colloquially Harwell) near Harwell, Oxfordshire, was the main centre for atomic energy research and development in the United Kingdom from the 1940s to the 1990s.
となっていて、現在は実在していないようだ。それはそれとして、原発事故が深刻となっているこの時期に、Atomic Energyを連想させる台風が日本に接近して大雨を降らせているとは皮肉なことである。

Atomic Energy Risk Enhancement

の略とでも解釈しておこうか。