じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 新たに設置された岡大の駐車ゲート。岡山大学ではこれまで、深夜に車で入構する場合に限ってパスカードでゲートを開ける必要があり、それ以外の時間帯は巡視員による許可証チェック(違反者はパーキングロック取り付け)により駐車を規制してきた。まもなく始まる新しいシステムでは、入り口で駐車券が発券され、許可を得た車(遠距離通勤・通学者、育児、障がい、病気などのために車による移動を必要としている人、業者など)以外は、1日あたり500円の駐車料金を支払うこととなった(但し1時間以内は無料)。また、これに伴い、駐車スペースは縮小され、人優先の静かなキャンパスが実現する見込みである。

1月20日(木)



【小さな話題】

映画「デザートフラワー」とFGM

 1月20日の昼食時、NHKのローカル番組で、地元映画館で上映している『ソーシャル・ネットワーク』(The Social Network)と、『デザート・フラワー』(DESERT FLOWER)の紹介をしていた。どちらもサクセス・ストーリーのように見えて、必ずしもそうではないという内容らしい。

 後者の映画は先日訪れたエチオピア・ダナキル砂漠からそれほど遠くないソマリアに関連した映画であるが、ロケ地の一部は何となく見覚えがあり、ダナキル砂漠で行われたのではないかと推察された。現実問題として、●全土:「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」というところまで出かけていってロケをやるとは考えにくい。エチオピアもしくはジブチで撮影されたのではないだろうか。

 FGM(female genital mutilation)に関する話は、今回の旅行では一言も聞かなかった。ウィキペディアにリンクされているこちらの地図によれば、FGMはソマリアのほか、エジプト、スーダン、ジプチ、そして今回訪れたエチオピアのアファール三角地帯では95%の高比率で行われているという。

 一般論として、それぞれの民族の固有の文化や風習は尊重するべきだとは思うが、リンク先の関連記事を読む限りにおいては女性虐待であり廃止に取り組むべき問題であるとは思う。しかし、それじゃあ、ヤノマミが、生まれてきた赤ちゃんを育てずに精霊として天に返すという選択をするという行為が殺人罪に問われるのかと言われると簡単には答えにくい。あと、今回の旅行中、エチオピア南部にはさまざまな奇習があり、その一部は観光客向けのヤラセとして公開されているが、それ以外にも外国人が目に触れることのできない、いろいろな風習があると聞いた。ま、FGMは論外としても、それぞれの国や民族独特の風習や価値観はできる限り尊重するべきだとは思う。日本の文化で言えば、ぜひ復活すべきであると思うのが、仇討ちと切腹。死刑制度は廃止してもよいが、犯罪被害者の遺族の仇討ちはしっかりと保証する。また、公約を果たせなかった政治家や汚職官僚は、潔く切腹というのもアリかと思う。