じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 落葉しないアメリカフウ。一般教育構内に、正月を過ぎても未だ落葉しないアメリカフウ(モミジバフウ)がある。原因としては、北西側に建物があって寒風が当たりにくいこと、北側に街灯があって、一晩中照らされていることなどが考えられる。2009年12月28日の日記に、同じ樹の「偽ライトアップ」の写真あり。

 北西側の建物は、センター試験会場にも充てられている。「なかなか落ちない」お守りとして葉っぱを拾って帰るのもよろしいかと思う。

1月11日(火)

【思ったこと】
_b0111(火)新年の抱負(3)他者との交流を最小限にとどめる工夫

 この日記で繰り返し書いているが、私は子どもの頃から、殆ど友だちを作らず、集団活動に煩わしさを感じることの多い人間であった。社会人になってからは、仕事上やむを得ず他者とのおつきあいをする機会も多くなったが、面倒でたまらないことに変わりはなかった。しかし最近は、忘年会や懇親会などには原則欠席の方針を貫いており、仕事以外の場面では個人の空間と時間を確保できるようになっている。歳をとるにつれてこの傾向はますます高まっていくものと思う。

 他者との交流を最小限度にとどめるなどと言うと、孤独で可哀想なヤツだと思われてしまうかもしれないが、そもそも、孤独というのは、他者と依存関係にある人が悩む問題である。もともと交流関係を望まない者は、人間関係で悩むこともない。訃報を受けて悲しむ機会も殆ど無い。個々人や集団といった不安定な存在ではなく、大自然との関係性を重視することで、より安定した生活を楽しめることは事実である。しかし、そうは言っても、いずれは他者の助けを借りて生活しなければならない時が来る。その時にいかにして私的空間と私的時間を確保するか、そのための経済的基盤と生活環境を準備していかなければならないと思っている。

 他者との交流を避けるためには、できるだけ人前に立たず、目立つことをしないで暮らしていくことが望ましいのだが、現役生活を続けている限りはこれは難しい。「○○委員長」というような役回りを引き受ければ、それなりの交流は不可欠となるし、一生懸命仕事をすればするほど目立ってくることは避けられない。定年まではそうした矛盾を背負って生きていくほかはないかもしれない。