じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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「で〜れ〜、ぼっけ〜、け〜からの」とは何か。

 岡大西門に、某学会の学術講演会の看板が設置されており、今年のテーマは「で〜れ〜、ぼっ け〜、け〜からの加工技術ぢゃ!」と書かれてあった。「で〜れ〜、ぼっけ〜」はよく聞くが、「けーからの」の意味は、岡山在住20年になるというのにさっぱり分からなかった。「Kからの?」、「軽からの?」、「これからの?」、「きょうからの?」などいろいろ考えてみたが、正解は不明。家に戻って当該学会の案内サイトを調べたところ「未来型の」という意味であり、「で〜れ〜、ぼっけ〜、け〜からの加工技術ぢゃ!」全体で「超絶した近未来型加工技術!」という意味になることが分かった。



8月27日(金)



【小さな話題】

羽田空港ハブ化と成田の将来

 夕食時に「金曜プレステージ・教えてMr.ニュース池上彰のそうなんだニッポン」の一部を視た。

 この日は、新滑走路完成、この秋からの国際線定期就航で脚光を浴びる羽田空港が取り上げられた。羽田空港から24時間国際線が離発着するようになれば、世界で最も便利な空港(大都市からの移動時間が最も短い)空港になるとのことだ。じっさい、モノレール経由でも、京急のエアポート快特利用でも、空港と山手線最寄り駅との間の所領時間は20分未満となっている。内陸の大都市では、これほど近くにハブ空港を造ることは不可能であろう。

 羽田空港の国際線ターミナルは、一度、モンゴルへのチャーター便搭乗の際に利用したことがあるが、とにかく狭くで古めかしくて、これが日本の首都に最も近い国際線かとあきれてしまうほどだった。この旧設備の広さは石垣空港よりも狭いとか。今回新たに完成した新・国際線ターミナルには江戸の街並みをモチーフにした和風の土産物コーナーも設けられているということで、外国人ばかりでなく、日本人にとっても人気のスポットになりそうだ。

 さて、このことで気になるのが成田空港の将来である。いま思えば、あのような反対運動を弾圧してまで、あの成田に国際空港を造る必要は必ずしもなかった。もっともあの時代には、羽田空港沖に新滑走路を建設する技術や管制技術はなく、当時としてはやむを得なかったという見方もあるようだ。

 私の場合、成田空港発着で海外に出かける場合には、まず岡山空港から羽田に飛び、そこから、リムジンバス、京急・京成、JRなどで成田に向かう必要があるが、ネックとなるのは、羽田〜成田間の所要時間と運賃・料金である。最短はおそらく、日暮里経由で京急「成田スカイアクセス」(36分)を利用することではないかと思うが、この場合、浜松町と日暮里で乗り換えの手間がかかる。料金もスカイアクセス乗車区間だけで2400円かかってしまう。乗り換え無しで便利なのは、羽田・成田間のリムジンバスであるが、こちらも料金は3000円。所要時間は約65〜85分となっていて鉄道利用より早く着く場合もあるが、高速道路渋滞の恐れがあるので、当日発の成田便利用には不安が残る。

 先日の東トルコ旅行の際は、前夜泊で時間的余裕があったこともあり、羽田から成田まで、エアポート快特を利用してみた。この快特のメリットは、とにかく、羽田空港から乗車すれば、電車一本で成田まで連れて行ってくれることにある。京急蒲田や地下鉄区間の一部の駅を通過、北総線経由となるなど、過去のどうしようもない直通電車(地下鉄内各駅、京成区間はノロノロ)よりはかなり改善されたと思ったが、空港到着の手前で駅構内の電車入れ替えのために8分ほど停車があった。所要時間は103分ということで、相変わらずリムジンバスよりは時間がかかってしまう。また、こちらの時刻表にもあるように、土日祝日以外は本数が少ない。成田空港の利便性をはかるには、都心あるいは羽田・成田間の所要時間短縮と、料金低減が欠かせないように思った。