じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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8月19日(木)

【思ったこと】
_a0819(木)[旅行]東トルコで思ったこと(3)トルコの広さ



 今回の旅行はもっぱら大型バスで移動し、走行距離の合計は2500kmに及んだ。一口に2500kmと言ってもピンと来なかったので、旅行ルートと日本地図を重ねてみることにした。大ざっぱにとらえると、東京から東北地方を一周し、帰りがけに越後から信州を回って戻る程度の道のりになるようであった。

 なお、外務省の基礎データによれば、面積は780,576平方キロメートルで日本の約2倍、人口は7,256万人(2009年12月、国家統計庁推定)ということである。

 次回に続く。


【小さな話題】

1ドル73円が妥当?

 外国為替市場で再び円高傾向が強まっている。8月19日深夜(日本時間)には一時84円89銭に上昇し、11日に付けた約15年ぶりの高値(84円72銭)に迫る場面があった。また対ユーロのほうも、1ユーロ109円台前半となっている。

 このことに関連して、直嶋正行経済産業相は19日午後、菅直人首相と会談をし、経済や産業の情勢、円高が産業界に与える影響について議論したと語った。直嶋経済産業相によると、菅首相からは為替レートの高安については話はなかったが、円高の進行については認識しているという。

 もっとも、海外のスーパーなどで売られている商品の値段を見る限りでは、円高と言われる割に日本より安く買えるという実感がわかない。その原因は、どうやら、外国と日本におけるインフレ、デフレの違いにあるようだ。8月20日朝のモーサテによれば、10年前に比べて日本の物価は5.7%ほど下落、いっぽうアメリカでは21%ほど上昇しており、その差は27%にも広がっているという。この物価水準に合わせると、1ドルは73円くらいになっていてもそれほど不自然ではない、むしろ、少し前の1ドル110円〜120円のレートのほうが異常な円安と考えるべきであるというような話であった。

 このように考えてみると、円高だから輸出ができないという議論は必ずしも妥当ではない。輸出産業は、現在の「円高」やデフレをもっと前向きに活用し、原材料のコストを削減することで輸出商品の価格自体を大幅に引き下げるように努めるべきであるという議論も成り立つ。




真夏に氷ができるという不思議な谷

 8月20日朝のNHK「おはよう日本」で、韓国にある「真夏に氷ができるという不思議な谷」を紹介していた。「真夏に氷」といっても、真冬にできた氷柱や残雪が残っているというわけではない、真夏になってから新しく氷ができるというのだから確かに不思議である。原因はその場所の特殊な地層にあり、真冬に岩の間に吸い込まれるようにして閉じ込められた氷点下15℃の冷気が、初夏になってから外に排出し、それによって周囲の水分が冷やされて氷になるのだという。日本でも同じような原因で氷ができる現象が福島県で見られるという。

 冬の寒さを夏の冷房に、夏の暑さを冬の暖房に活用するという省エネ住宅は日本でも開発されていたと思うが、まだまだ効率は悪く、エアコン無しで過ごせるほどには至っていない。真冬に0℃、真夏に36℃になるような気候であれば、それらを効率的に蓄熱し(もしくは放熱し)、足して2で割った18℃の気温を一年中キープできるような住宅を作ることができるのではないかと思ってしまうが、現実にはなかなか難しそう。地下15mであなぐら生活をするというなら話は別だが。